Search Consoleのインデックス登録状況の見方

Search Consoleの「ページのインデックス登録」では、Googleが把握しているURLのうち、どのページがインデックスされ、どのページが登録されていないかを確認できます。

ただし、未登録ページが多いからといって、すぐSEO上の問題とは限りません。 削除済みページ、重複URL、noindexページなど、意図どおり検索結果へ出していないURLも「未登録」に含まれます。

30秒でわかる結論

30秒でわかる結論

  • Search Consoleでは「ページのインデックス登録」から登録済み・未登録URLを確認できる
  • 最初に見るのは未登録数ではなく「なぜ未登録なのか」
  • 404・noindex・重複URLなど、意図どおり未登録なら修正不要な場合がある
  • 重要ページが「クロール済み・インデックス未登録」「検出・インデックス未登録」なら個別確認する
  • 特定URLを詳しく見るときはURL検査を使う
  • サイト成長に合わせて登録済みページが大きく減っていないかを見る
  • 「全URLを100%インデックスさせる」ことを目標にしない

Search Consoleのインデックス登録状況とは?

Google Search Consoleでは、Googleがサイト内で認識しているURLについて、インデックスされているか、されていないかを確認できます。

現在は「インデックス作成」内の「ページ」から、ページのインデックス登録状況を確認します。

インデックスとは

Googleがページをクロールし、内容を処理してGoogleの検索インデックスへ登録することです。 インデックスされると検索結果へ表示される資格を持ちますが、必ず検索結果へ表示されるわけではありません。

最初に見るのは「登録済み」と「未登録」

レポート上部では、Googleが把握しているURLについて、インデックス登録済みと未登録の件数を確認できます。

状態 意味
登録済み Googleのインデックスへ登録されている
未登録 Googleが認識しているがインデックスされていない

未登録が多い=異常ではない

重複URL、削除済みページ、noindexページ、リダイレクトURLなどは、インデックスされなくて正常な場合があります。

100%インデックス登録を目指さなくてよい

Google公式も、サイト内のすべてのURLがインデックスされる必要はないと案内しています。

重要なのは、検索結果へ出したい「正規URL」が登録されていることです。

目標

すべてのURLを登録させることではなく、重要なcanonical URLを登録させることです。

未登録でも正常な例

  • 301リダイレクト元
  • 削除済み404ページ
  • 意図的なnoindexページ
  • 重複ページ
  • パラメータ付きの重複URL

インデックス登録状況の基本的な見方

STEP1.登録済みページ数を見る
大きな減少がないか確認
STEP2.未登録理由を見る
理由ごとの件数を確認
STEP3.重要ページが含まれていないか確認
STEP4.必要なURLだけURL検査
STEP5.修正後に再確認

件数だけを見て判断せず、「どの理由で」「どのURLが」未登録なのかを見るのがポイントです。

「ページがインデックスに登録されなかった理由」を見る

未登録URLは、理由ごとに分類されます。

表示される理由には、サイト側の設定によるもの、Google側の判断によるもの、サーバーエラーなどさまざまな種類があります。

代表的な理由 基本判断
noindex タグによって除外されました 意図どおりなら正常
ページにリダイレクトがあります 意図どおりなら正常
見つかりませんでした(404) 削除済みなら正常な場合あり
代替ページ(適切なcanonicalあり) 正常な場合が多い
クロール済み・インデックス未登録 重要ページなら確認
検出・インデックス未登録 重要ページなら確認
サーバーエラー(5xx) 原則修正対象

「noindex タグによって除外されました」の見方

ページにnoindexが設定されている場合、Googleはそのページを検索結果へ登録しません。

判断

お問い合わせ完了ページ、会員ページなど検索結果へ出したくないページなら正常です。 一方、記事・サービスページなど検索流入を狙うページなら設定ミスの可能性があります。

確認すること

  • そのページを検索結果へ出したいか
  • WordPressのSEOプラグインでnoindexになっていないか
  • テーマ設定でnoindexが付いていないか
  • サイト全体にnoindexが残っていないか

「ページにリダイレクトがあります」の見方

そのURLが301や302などで別URLへ転送されている場合、元URL自体は通常インデックスされません。

例

旧URL:/old-page/
↓ 301
新URL:/new-page/

この場合、旧URLが未登録なのは正常です。

確認すべきなのは、転送元ではなく転送先の新URLが正しく登録されているかです。

「見つかりませんでした(404)」の見方

削除したページ、存在しないURLが404になっている場合は、未登録で正常なことがあります。

修正が必要か判断する

  • 本当に削除したページ → そのままでよい場合あり
  • URL変更後の旧ページ → 対応する新URLがあれば301を検討
  • 本来存在するページ → 404原因を修正
  • 内部リンクから誤URLへリンク → 内部リンクを修正

404があること自体ではなく、「重要ページが誤って404になっているか」を確認します。

「代替ページ(適切なcanonicalあり)」の見方

同じ・非常に似た内容の別URLがあり、canonicalで代表URLが指定されている場合に表示されます。

例

通常URL:/product/
パラメータURL:/product/?ref=mail

パラメータURL側が通常URLをcanonicalとしているなら、パラメータURLが未登録でも問題ない場合があります。

見るべきところ

未登録URLを登録させるのではなく、代表として指定しているcanonical URLが登録されているかを確認します。

「クロール済み・インデックス未登録」の見方

Googleがすでにページをクロールしたものの、現在はインデックスしていない状態です。

この表示が出たからといって、すぐペナルティやエラーとは限りません。

重要ページなら確認すること

  • 内容が薄くないか
  • 他ページと重複していないか
  • 内部リンクからたどれるか
  • canonicalが正しいか
  • 検索意図が別記事と重なっていないか

詳しい原因と対処は、別記事「Search Consoleで『クロール済み・インデックス未登録』と出る原因」で扱います。

「検出・インデックス未登録」の見方

GoogleがURLの存在は認識しているものの、まだクロールしていない状態です。

新しいページで一時的に表示されることもあります。 大量URLやクロール負荷などが関係する場合もあります。

初心者の判断

新規公開直後ならすぐ異常と判断せず、内部リンク・XMLサイトマップを確認して様子を見ます。 重要ページが長期間この状態なら詳しく調査します。

詳しい原因と対処は、別記事「Search Consoleで『検出・インデックス未登録』と出る原因」で扱います。

「サーバーエラー(5xx)」は優先して確認する

Googlebotがアクセスしたときに500・502・503などのサーバーエラーが返ると、ページを正常に取得できません。

原則として修正対象

検索結果へ出したいページで5xxが発生している場合は、サーバー・WordPress・プラグイン・PHP・負荷状況などを確認してください。

一時的な障害なら次回クロールで戻る場合がありますが、長期間続けばクロール・インデックスに影響します。

登録済みページ数はどう見る?

登録済みページ数は、「多ければ多いほど良い」という数字ではありません。

サイト規模と公開ページ数に対して、重要ページが登録されているかを見るための指標です。

例

公開記事100本+固定ページ10本のサイトで、検索対象ページが約110本あるのに登録済みが20本しかないなら確認が必要です。

一方、WordPressが生成したタグ・パラメータ・重複URLを含めて500URL認識され、そのうち110URLが登録済みなら、未登録390URLがすべて問題とは限りません。

急な減少・増加を見る

件数そのものより、グラフの急激な変化を見ると問題を見つけやすくなります。

登録済みページが急減したとき

  • サイト全体にnoindexを付けていないか
  • robots.txtを変更していないか
  • サーバー障害がなかったか
  • canonical設定を変更していないか
  • 大量のページを削除していないか
  • サイト移転・リニューアル直後ではないか

テンプレートやSEOプラグインの設定変更後に大きく減った場合は、その変更と時期が一致していないか確認します。

未登録ページが登録済みより多くても大丈夫?

サイトによっては問題ありません。

ECサイトや検索・絞り込み機能があるサイトでは、パラメータ付きURLや重複URLが大量に生成され、未登録URLの方が多くなることがあります。

件数ではなく理由を見る

未登録が多くても、その大半が重複URL・リダイレクト・noindexなど意図どおりなら正常です。 重要ページが未登録理由の中に混ざっていないかを確認します。

特定ページはURL検査で確認する

「この記事はインデックスされている?」と1URLだけ詳しく確認したい場合は、ページのインデックス登録レポートではなくURL検査を使います。

URL検査で確認できること

  • インデックス登録の有無
  • 最後のクロール日時
  • クロール許可
  • インデックス許可
  • Googleが選んだcanonical
  • ライブURLの取得可否

URL検査の具体的な使い方は、別記事「Search ConsoleのURL検査とは?使い方を解説」で扱います。

「URLはGoogleに登録されています」でも検索に出ないことはある?

あります。

インデックス登録は「検索結果へ表示される資格がある」状態であり、特定の検索キーワードで必ず表示されることを意味しません。

インデックス登録 = 検索結果への表示保証ではない

検索結果への表示は、検索クエリとの関連性、コンテンツ品質、検索状況などによって変わります。

Search Consoleの件数と実際の記事数が一致しない理由

Search ConsoleのURL数と、WordPressの記事数は一致しないことがあります。

理由

  • カテゴリ・タグURLがある
  • パラメータ付きURLがある
  • 削除済みURLをGoogleがまだ把握している
  • 旧URL・リダイレクトURLがある
  • 重複URLがある
  • Googleがまだ新しいURLを発見していない

「WordPressの記事が100本だから登録済みも100件になるはず」とは考えないでください。

小規模サイトはどこまで見る?

Google公式では、500ページ未満の小規模サイトでは、このレポートを毎日細かく追う必要はないと案内しています。

初心者の確認頻度

新記事公開時、サイト移転・リニューアル後、検索流入が急減したとき、重要ページが検索に出ないときに確認すれば十分です。

普段はトップページや主要記事がインデックスされているか、Search Consoleの登録済み数に大きな異常がないかを見る程度で構いません。

修正が必要な未登録・不要な未登録の違い

状態 判断
重要記事がnoindex 修正
重要記事が5xx 修正
削除済みURLが404 正常な場合あり
旧URLが301 正常
重複URLがcanonicalで除外 正常な場合が多い
重要記事が長期未登録 原因確認

最重要ポイント

「未登録」という表示だけで修正対象を決めず、そのURLを本当にGoogle検索へ出したいのかを先に判断します。

修正後の「検証」はいつ使う?

Search Consoleでは、特定のインデックス問題を修正した後に、修正の検証をリクエストできる場合があります。

ただし、意図どおりの404やnoindexを「エラーだから直した」として検証する必要はありません。

1.問題理由を確認
2.本当に修正対象か判断
3.対象URLを修正
4.複数URLで同じ問題が直ったか確認
5.必要なら検証を開始

インデックス登録をリクエストすれば解決する?

必ずしも解決しません。

URL検査からインデックス登録をリクエストできますが、noindex、重複、低品質、サーバーエラーなど原因が残っていれば、リクエストだけで解決するとは限りません。

リクエスト連打は不要

Googleはインデックス登録を保証していません。重要なのは、ページがクロール可能で、検索対象として適切な状態になっていることです。

インデックス登録状況を確認するタイミング

新記事公開後

確認:必要に応じて

重要記事がしばらく検索に出ないときはURL検査も使います。

サイト移転後

確認:重要

新URLが登録され、旧URLが正しく転送・除外されているか確認します。

検索流入が急減

確認:重要

登録済みページの急減やnoindex・5xxの増加がないか確認します。

通常運営

確認:定期

毎日見る必要はなく、異常な増減がないか定期的に確認します。

初心者が見る順番

1.重要ページが登録されているか
2.登録済み数が急減していないか
3.未登録理由を上から確認
4.意図どおりの未登録を除外
5.残った重要URLだけ詳しく調査
6.URL検査で個別確認

教科書判定

教科書判定

未登録数ではなく「検索に出したいページが未登録か」を見る

Search Consoleのページのインデックス登録レポートで、初心者が最も避けたいのは「未登録が多いから全部直そう」と考えることです。

削除済み404、旧URLのリダイレクト、noindex、適切なcanonicalによる重複除外などは、未登録で正常な場合があります。

まず検索結果へ出したい重要ページだけを基準にし、そのページがなぜ未登録なのか確認するという使い方をしてください。

特定URLの詳しい状態はURL検査、未登録理由の詳細は1149・1150などの個別記事で確認すると整理しやすくなります。

FAQ

Q.未登録ページが多いとSEOに悪いですか?

件数だけでは判断できません。重複URL、リダイレクト、削除済み404、noindexなどが多ければ、未登録数が多くても正常な場合があります。重要ページが未登録になっていないかを確認してください。

Q.登録済みなら必ずGoogle検索に表示されますか?

いいえ。インデックス登録は検索結果へ表示される資格がある状態です。特定キーワードで必ず表示されることや順位は保証されません。

Q.新記事がすぐ未登録でも問題ありませんか?

公開直後なら珍しくありません。GoogleがURLを発見・クロール・処理するまで時間がかかることがあります。内部リンクやXMLサイトマップを確認し、重要ページならURL検査も利用してください。

Q.Search ConsoleのURL数とWordPressの記事数が違うのはなぜですか?

カテゴリ、タグ、パラメータ、旧URL、重複URLなどもGoogleが認識するためです。Search ConsoleのURL数と投稿数は一致しないのが普通です。

Q.「クロール済み・インデックス未登録」は登録リクエストすれば直りますか?

必ずではありません。内容の重複、内部リンク、canonicalなど別の原因がある場合は、原因を直してから再確認する必要があります。

まとめ

この記事の結論

  • Search Consoleではページのインデックス登録状況を確認できる
  • 未登録数の多さだけでSEO問題とは判断しない
  • 削除済み404・リダイレクト・noindex・重複URLは未登録で正常な場合がある
  • 重要ページが未登録理由に含まれているかを見る
  • 登録済みページ数の急減は設定変更や障害を確認する
  • 特定URLはURL検査で詳しく確認する
  • インデックス登録は検索表示・順位を保証しない
  • 目標は全URL100%ではなく、重要な正規URLの登録

Search Consoleのインデックス登録状況は、「未登録をゼロにするための画面」ではありません。 検索結果へ出したいページが正しく登録され、除外したいページが適切な理由で未登録になっているかを確認するために使ってください。

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