WordPressで固定ページを作る方法|投稿との違い・公開手順を解説

WordPressの固定ページは、会社概要・お問い合わせ・プロフィール・プライバシーポリシーなど、時系列で並べる必要がない情報を掲載するためのページです。

作成自体は「固定ページ → 新規追加」から行えますが、公開しただけではサイトのメニューに自動表示されない場合があります。固定ページは「作る」「公開する」「読者がたどり着ける場所へ置く」の3段階で考えると失敗しにくくなります。

30秒でわかる結論

  • 固定ページは、会社概要・お問い合わせ・プロフィールなど時系列で並べない情報に使う
  • 作成は管理画面の「固定ページ」→「新規追加」から行う
  • タイトル・本文を入力し、必要ならアイキャッチやURLを設定して公開する
  • 固定ページを公開しても、メニューへ自動追加されないテーマがある
  • 公開後はナビゲーションやフッターからリンクして、読者が見つけられる状態にする
  • ブログ記事やニュースは固定ページではなく「投稿」を使う
  • 初心者はまず「プロフィール・お問い合わせ・プライバシーポリシー」から作ると整理しやすい

WordPressの固定ページとは?

固定ページは、WordPressで「時系列に左右されない独立したページ」を作るための機能です。

ブログ記事のように新しい順へ並べる必要がなく、サイト内で常に案内しておきたい情報に向いています。

固定ページに向く内容

  • 会社概要
  • 店舗情報
  • プロフィール
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • サービス案内
  • 料金案内

ここで伝えたいポイント

「更新頻度が低いページ=固定ページ」ではありません。判断基準は、記事一覧の中で時系列に並べたいか、それとも独立した案内ページとして置きたいかです。

固定ページと投稿の違い

初心者が最初に迷いやすいのが、「固定ページ」と「投稿」の使い分けです。

比較項目 固定ページ 投稿
主な用途 会社概要・問い合わせ・プロフィール ブログ記事・ニュース・お知らせ
時系列表示 基本的にしない 新着順などで並べる
カテゴリー 通常は使わない 使える
タグ 通常は使わない 使える
一覧ページ 自動一覧の中心ではない 記事一覧に表示される
親子関係 設定できる 通常は設定しない
教科書判定

「新着記事として読ませるか」で判断する

検索やブログ一覧から新着記事として読んでもらいたい内容は投稿、サイトの基本情報として常設したい内容は固定ページ、と分ければ迷いにくくなります。

WordPressで固定ページを作る手順

固定ページの基本的な作成手順はシンプルです。

  1. WordPress管理画面へログインする
  2. 「固定ページ」を開く
  3. 「新規固定ページを追加」を選ぶ
  4. ページタイトルを入力する
  5. 本文を作成する
  6. 必要に応じてURL・アイキャッチ・親ページなどを設定する
  7. プレビューで確認する
  8. 問題がなければ公開する

作成後の確認までが1セット

公開ボタンを押しただけでは作業完了とは限りません。公開後に実際のページを開き、スマートフォン表示・リンク・フォーム・レイアウトまで確認してください。

手順1|固定ページの新規追加を開く

WordPress管理画面へログインし、左側メニューから「固定ページ」を開きます。

新しく作る場合は「新規固定ページを追加」を選びます。

すでに作成済みの固定ページを編集したい場合は、固定ページ一覧から対象ページを選びます。

初心者はこれでOK

ブログ記事を作るときの「投稿」ではなく、「固定ページ」から作成してください。お問い合わせや会社概要を投稿として作ると、記事一覧に混ざるなど管理しにくくなります。

手順2|タイトルを入力する

ページ上部に、そのページのタイトルを入力します。

たとえば、次のように読者が内容をすぐ理解できる名称にします。

  • お問い合わせ
  • 運営者情報
  • 会社概要
  • サービス内容
  • プライバシーポリシー

タイトルを曖昧にしない

「ページ1」「ご案内」など内容が分かりにくいタイトルより、「お問い合わせ」「会社概要」のように目的がすぐ分かるタイトルの方が、読者にも管理者にも分かりやすくなります。

手順3|本文をブロックエディターで作る

WordPressのブロックエディターでは、文章・画像・見出し・ボタン・表などをブロック単位で追加できます。

文章だけなら段落ブロック、ページ内を区切るなら見出しブロック、画像を入れるなら画像ブロックを使います。

入れたい内容 使うブロックの例
文章 段落
見出し 見出し
写真・ロゴ 画像
料金比較 テーブル
申込リンク ボタン
項目一覧 リスト

長いページは見出しで区切る

会社概要やサービス案内が長くなる場合は、文章を連続させずH2・H3などの見出しで区切ります。読者が目的の情報を探しやすくなります。

手順4|URLを確認する

固定ページには、それぞれURLが付きます。

たとえば「お問い合わせ」なら「contact」、「会社概要」なら「company」のように、短く意味が分かるURLにすると管理しやすくなります。

URLの例

お問い合わせ:example.com/contact/
会社概要:example.com/company/
プロフィール:example.com/profile/

日本語URLでも利用できますが、外部サービスへ貼り付けたときに長い文字列へ変換されることがあります。

教科書判定

固定ページのURLは短く、役割が分かる形にする

URLだけを見て内容を推測できる短い名称にし、ページ名と対応させれば管理時にも判別しやすくなります。タイトル全体をそのままURLに入れる必要はありません。

手順5|必要なら親ページを設定する

固定ページには親子関係を設定できます。

たとえば「サービス」という親ページの下に、「Web制作」「保守」「コンサルティング」などの子ページを作る構成です。

親子構造の例

サービス
└ Web制作
└ 保守
└ コンサルティング

ただし、小規模サイトで固定ページが5〜10ページ程度しかない場合、無理に親子構造を作る必要はありません。

構造は読者目線で決める

管理上きれいに分類できるかより、読者が目的のページへたどり着きやすいかを優先してください。

手順6|プレビューしてから公開する

本文を作成したら、公開前にプレビューします。

公開前チェックリスト

  • タイトルに誤字がない
  • 文章が途中で切れていない
  • 画像が正しく表示される
  • リンク先が正しい
  • スマートフォンでも読みやすい
  • 問い合わせフォームがある場合は送信できる
  • 個人情報や下書き用メモが残っていない

問題がなければ公開します。

フォームページは必ず送信テストする

お問い合わせページは「フォームが表示される」だけでは不十分です。実際にテスト送信し、管理者側にメールが届くかまで確認してください。

固定ページをメニューへ追加する

固定ページを公開しても、読者がそのURLを知らなければたどり着けません。

そのため、会社概要・お問い合わせなど重要な固定ページは、ヘッダーのナビゲーションやフッターからリンクします。

設定方法は使用しているテーマやWordPressの構成によって異なります。ブロックテーマではサイトエディターのナビゲーション、従来型テーマではメニュー設定を使うことがあります。

「公開」と「案内」は別作業

固定ページを作成したら、そのページをどこから見つけてもらうかまで決めてください。お問い合わせを作ったのにメニューやフッターにリンクがなければ、読者は使いにくくなります。

初心者が最初に作る固定ページ

サイトの種類によって必要ページは変わりますが、初心者は次の順番で考えると整理しやすくなります。

個人ブログ 優先度 ★★★★★

プロフィール、問い合わせ、プライバシーポリシーを先に用意すると、運営者情報と連絡手段を整理できます。

会社サイト 優先度 ★★★★★

会社概要、事業内容、問い合わせ、プライバシーポリシーなどを優先。採用やアクセス情報は必要に応じて追加します。

店舗サイト 優先度 ★★★★★

店舗情報、営業時間、アクセス、メニュー・料金、問い合わせ・予約導線を優先します。

サービスサイト 優先度 ★★★★★

サービス内容、料金、申込・問い合わせ、会社情報を固定ページとして整理すると導線を作りやすくなります。

固定ページを何枚作ればいい?

必要な固定ページ数に決まりはありません。

重要なのは、ページ数を増やすことではなく、読者が目的ごとに迷わず情報を見つけられることです。

小規模サイトの例

  • トップページ
  • プロフィール・会社概要
  • サービス案内
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー

このように5ページ前後でも、必要な情報を整理できればサイトとして成立します。

教科書判定

ページ数ではなく「役割が重複していないか」で判断する

内容が薄い固定ページを細かく分けすぎるより、同じ目的の情報は1ページにまとめた方が読者にとって分かりやすい場合があります。1ページ1目的を基本にしつつ、無理にページ数を増やさないでください。

固定ページでよくある失敗

ブログ記事を固定ページで作る

新着記事、ノウハウ記事、ニュースなどを固定ページで作ると、カテゴリーや記事一覧を活用しにくくなります。

継続的に追加するコンテンツは基本的に投稿を使います。

公開したのにメニューへ追加していない

ページ自体は存在していても、サイト内からリンクされていなければ読者が見つけにくくなります。

1ページに内容を詰め込みすぎる

会社概要・料金・サービス・問い合わせをすべて1ページへ詰め込むと、目的の情報を探しにくくなります。

役割が大きく違う内容は固定ページを分けます。

URLを公開後に何度も変える

すでに外部サイトや検索エンジンからアクセスされているURLを変更すると、古いURLからアクセスできなくなる可能性があります。

公開後にURLを変更する場合は、必要に応じて旧URLから新URLへの転送も検討します。

固定ページ作成の判断フロー

Q1.新着記事として時系列で並べたい?
はい → 「投稿」を使う。
Q2.サイト内に常設する案内情報?
はい → 固定ページを使う。
Q3.他の固定ページの下にまとめる必要がある?
はい → 親子関係を検討。
Q4.公開後、どこから読者に見つけてもらう?
ヘッダー・フッター・本文リンクなどに導線を作る。
「固定ページを作る」だけでなく、「どこから読んでもらうか」まで設定して完了。

教科書判定|初心者はどの固定ページから作る?

教科書判定

まず3ページなら「プロフィール・お問い合わせ・プライバシーポリシー」

個人ブログなら、この3ページから用意するとサイト運営者の情報、読者からの連絡手段、個人情報やアクセス解析などの取り扱いを整理しやすくなります。

会社・店舗サイトでは、これに会社概要・サービス案内・アクセス情報など、事業に必要なページを追加してください。

初心者はこれでOK

固定ページはたくさん作る必要はありません。最初は「誰が運営しているか」「どう連絡するか」「サイトのルールは何か」が分かるページを優先し、事業内容や運用上の必要が出た時点で追加します。

よくある質問

固定ページを公開するとトップページに自動表示されますか?

必ず表示されるわけではありません。テーマやサイト構成によって異なります。重要な固定ページは、ナビゲーションやフッターへ追加して読者がアクセスできるようにしてください。

固定ページにも画像や表を入れられますか?

入れられます。ブロックエディターを使って、画像、表、ボタン、見出し、リストなどを配置できます。

固定ページにもSEO対策は必要ですか?

検索流入を狙う固定ページなら、タイトルや本文構成、検索意図を意識する価値があります。一方、お問い合わせやプライバシーポリシーのように検索流入を主目的としないページでは、検索順位より使いやすさを優先します。

固定ページはカテゴリーに入れられますか?

WordPress標準では、投稿のようなカテゴリー・タグ分類を固定ページで使う前提にはなっていません。固定ページは親子関係やナビゲーションで整理するのが基本です。

固定ページを削除しても大丈夫ですか?

不要なページなら削除できます。ただし、すでにメニュー・他の記事・外部サイトからリンクされている場合は、リンク切れが発生します。削除前にリンク元を確認してください。

まとめ|固定ページは「常設する案内情報」に使う

この記事の結論

  • 固定ページは会社概要・問い合わせなど常設情報に使う
  • ブログ記事やニュースは「投稿」と使い分ける
  • 作成は「固定ページ → 新規追加」から行う
  • 公開前にURL・表示・リンク・フォームを確認する
  • 公開後はメニューやフッターから導線を作る
  • 小規模サイトなら無理にページ数を増やさない
  • 初心者はプロフィール・問い合わせ・プライバシーポリシーから作る

結局、固定ページは「作ったら終わり」ではありません。常設したい情報を固定ページとして作り、読者が迷わず見つけられる場所へリンクして初めて役割を果たします。

次に読むなら

固定ページが作れたら、次は「WordPressでメニューを作る方法」でヘッダーやフッターへの導線を整え、「WordPressでお問い合わせフォームを作る方法」で実際の問い合わせ受付まで設定するとサイトの基本構成が整います。