独自ドメイン無料特典があるレンタルサーバーを選ぶと、ドメインの取得費用だけでなく、条件を満たしている間の更新費用まで0円にできる場合があります。
ただし、「永久無料」「ずっと無料」と書かれていても、サーバー契約の継続、契約期間、自動更新設定、対象プランなどの条件があります。無料になる個数や選べるドメインもサービスごとに違います。
30秒でわかる結論
- 独自ドメイン無料特典は「サーバー契約を続けている間、対象ドメインの更新費用も無料」という仕組みが中心
- エックスサーバーはスタンダードで12ヶ月契約なら1個、24ヶ月以上なら2個が無料対象
- ConoHa WINGはWINGパックで独自ドメイン最大2個が無料
- ロリポップ!はハイスピードまたはエンタープライズを12ヶ月以上契約し、12ヶ月以上の自動更新設定などが条件
- スターレンタルサーバーはスタンダードで1個、ビジネスで2個の独自ドメインが契約中無料
- 「無料個数」だけでなく、対象TLD・最低契約期間・解約後の更新費用まで確認する
- WordPressを1サイト運営する初心者なら、無料ドメイン1個でも十分なことが多い
独自ドメイン無料特典とは?
独自ドメイン無料特典とは、レンタルサーバーの契約条件を満たすことで、.comや.netなどの独自ドメインを無料で取得・更新できる特典です。
通常、独自ドメインは取得時だけでなく、1年ごとに更新費用がかかります。そのため、長くサイトを運営するほど「更新費用が無料」というメリットが大きくなります。
具体例
仮にドメイン更新費用が年間2,000円なら、3年間では6,000円、5年間では10,000円です。サーバー契約中ずっと更新無料なら、この固定費を抑えられます。
年間2,000円 × 5年 = 10,000円
ただし、実際のドメイン料金はTLDや取得先によって異なります。ここで重要なのは「取得時の数百円〜数千円」より、毎年の更新費用が無料になるかどうかです。
独自ドメイン無料特典があるレンタルサーバー比較
2026年10月28日時点の公式情報をもとに、主要サービスの無料ドメイン特典を整理します。
| サービス | 主な対象プラン | 無料個数 | 主な条件 | 無料期間 |
|---|---|---|---|---|
| エックスサーバー | スタンダード以上 | 1〜2個 | スタンダードは12ヶ月以上で1個、24ヶ月以上で2個。自動更新設定も必要 | 条件を満たしサーバー契約中 |
| ConoHa WING | WINGパック | 最大2個 | 3・6・12・24・36ヶ月のWINGパック契約。通常料金は対象外 | WINGパック契約中 |
| ロリポップ! | ハイスピード、エンタープライズ | 最大2個 | 12ヶ月以上の契約、12ヶ月以上の自動更新設定など | 条件を満たし契約中 |
| スターレンタルサーバー | スタンダード、ビジネス | 1〜2個 | スタンダード1個、ビジネス2個 | サーバー契約中 |
注意
「永久無料」は、ドメイン自体が永久に無料になるという意味ではありません。多くの場合、対象となるレンタルサーバーの契約を継続し、特典条件を満たしている期間に限って取得費用・更新費用が無料になります。
エックスサーバー|契約期間によって無料個数が変わる
エックスサーバーでは、独自ドメイン永久無料特典が用意されています。
スタンダードプランを新規契約する場合、12ヶ月以上の契約で独自ドメイン1個、24ヶ月以上の契約で2個が無料対象です。自動更新設定の有効化も条件になっています。
| 契約条件 | 無料ドメイン数 |
|---|---|
| スタンダード・12ヶ月以上 | 1個 |
| スタンダード・24ヶ月以上 | 2個 |
| プレミアム・ビジネス | 2個 |
スタンダードでは、.com、.net、.org、.info、.biz、.xyz、.link、.click、.blog、.online、.siteなどが対象です。
ここで伝えたいポイント
1サイトだけ作るなら、12ヶ月契約で無料ドメイン1個あれば、通常はサイト用ドメインの必要数を満たせます。「2個無料にするためだけ」に24ヶ月以上を選ぶのではなく、2年以上使う予定があるかで判断してください。
1サイトなら12ヶ月契約でも十分
個人ブログや会社サイトを1つだけ運営するなら、独自ドメインは基本的に1個あれば足ります。2個目を使う予定がないなら、特典だけを理由に長期契約へ延ばす必要はありません。
ConoHa WING|WINGパックなら最大2個無料
ConoHa WINGでは、長期利用向けの「WINGパック」を契約すると、独自ドメインを最大2個無料で利用できます。
1個目は無料独自ドメイン、2個目は無料独自ドメインLITEという扱いで、選べるTLDの範囲が異なります。
| 区分 | 主な特徴 |
|---|---|
| 1個目 | 対象の独自ドメインを新規取得・移管でき、取得費用・更新費用が無料 |
| 2個目 | 無料独自ドメインLITE。対象TLDが限定される |
2個目で選べる主なTLDは、.online、.space、.website、.tech、.site、.fun、.tokyo、.shopです。
通常料金プランは対象外
独自ドメイン無料特典はWINGパック向けの特典です。時間課金・月上限方式の通常料金プランでは無料ドメイン特典は付きません。
また、WINGパックを解約したり通常料金へ変更した場合は、翌年以降のドメイン更新費用が発生します。
2サイト運営する予定がある人と相性が良い
メインサイトと別サイトなど、最初から2つの独自ドメインを使う予定があるなら特典を活かしやすいです。ただし、2個目は対象TLDが狭いため、欲しいドメインが対象か先に確認してください。
ロリポップ!|契約期間と自動更新条件を必ず確認
ロリポップ!の「ドメインずっと無料」は、ハイスピードまたはエンタープライズプランを対象とした特典です。
新規契約時の主な条件は、12ヶ月以上の契約期間、12ヶ月以上の自動更新設定です。
主な条件
- ハイスピードまたはエンタープライズを新規契約
- 12ヶ月以上の契約期間
- 12ヶ月以上の自動更新設定
- 案内された方法・期限に沿ってドメインを取得する
1個目では.com、.jp、.net、.info、.org、.xyz、.shopなど多くのTLDが対象です。2個目は.blog、.online、.space、.website、.tech、.site、.fun、.tokyo、.shopなどに限定されます。
あとから条件を満たせばよいとは限らない
ロリポップ!では、新規契約時に条件を満たしていない場合、あとからプランや設定を変更しても1個目の「ドメインずっと無料」の対象にできないケースがあります。申し込み前に条件を確認しておくことが重要です。
ハイスピードを12ヶ月以上使う予定なら特典価値が高い
もともとハイスピードを選ぶ予定なら、ドメイン無料特典を活かしやすいです。逆に、無料ドメインだけを目的に安いプランからハイスピードへ上げる場合は、サーバー料金の差も含めて判断してください。
スターレンタルサーバー|スタンダードなら1個無料
スターレンタルサーバーでは、スタンダードとビジネスに独自ドメイン永久無料特典があります。
| プラン | 無料個数 | 主な対象 |
|---|---|---|
| ライト | なし | ― |
| スタンダード | 1個 | .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click / .blog など |
| ビジネス | 2個 | 上記に加えて.jp、条件付きで.co.jp、.or.jpなど |
2026年10月28日時点では、スタンダードの料金は36ヶ月契約で月額換算550円です。WordPress、自動バックアップ、独自ドメイン1個無料が含まれます。
料金とドメインを一緒に考える
36ヶ月契約ならサーバー料金は550円 × 36ヶ月です。
550円 × 36ヶ月 = 19,800円
ここに独自ドメイン1個の更新費用が含まれると考えると、サーバー単体の月額だけで比較するより実際の維持費を判断しやすくなります。
低価格と無料ドメインを両立したい人向け
1サイト運営なら、スタンダードの1個無料でサイト用ドメインの必要数を満たせます。ライトはさらに安いもののドメイン無料特典がないため、独自ドメイン代を含めた総額で比べてください。
「独自ドメイン2個無料」が本当に得か計算する
無料個数が多いほど得に見えますが、使わないドメインは0円でも価値がありません。
たとえば1サイトしか作らない人が、2個無料のために月額300円高いプランを選ぶとします。
3年間の追加負担
300円 × 36ヶ月 = 10,800円
2個目のドメインを使わないなら、この10,800円は特典では回収できません。
逆に、2つのサイトを運営する予定があり、2つとも毎年更新する独自ドメインが必要なら、2個無料の価値は上がります。
数字の見方
「最大2個無料」ではなく、「自分が実際に使うドメインが何個あるか」で特典価値を計算してください。
独自ドメイン無料特典で確認する5項目
チェックリスト
- 欲しいTLD(.com、.jpなど)が対象か
- 無料になるのは取得費だけか、更新費も無料か
- 何ヶ月以上のサーバー契約が必要か
- 自動更新設定が条件になっていないか
- サーバー解約後にドメインがどうなるか
1.欲しいTLDが対象か
「独自ドメイン無料」と書かれていても、すべてのTLDが無料になるわけではありません。.comは対象でも.jpは対象外、2個目だけ対象種類が少ない、といった違いがあります。
2.取得費だけでなく更新費も無料か
最初の1年だけ無料の特典と、サーバー契約中の更新費まで無料になる特典は価値が大きく異なります。
3.最低契約期間
12ヶ月以上、24ヶ月以上などの条件がある場合があります。ドメイン代を節約するために不要な長期契約をすると、結果として総額が高くなる場合があります。
4.自動更新条件
自動更新を解除すると無料特典も終了するサービスがあります。サーバーの更新設定とドメイン特典が連動しているか確認します。
5.解約時の扱い
サーバーを解約してもドメイン自体を継続できる場合がありますが、その後の更新費用は有料になるのが一般的です。移管できる時期や条件も確認しておくと安心です。
用途別|どの無料ドメイン特典を選べばいい?
1個無料で十分。無料個数より、サーバー料金・バックアップ・WordPressの使いやすさを優先します。
2個無料のメリットを活かしやすい用途です。ただし2個目の対象TLDまで確認してください。
.comだけでなく.jpや.co.jpを使いたい場合、対象プラン・取得条件を先に確認します。無料だけでなく法人向けサポートや復旧機能も重視します。
無料ドメインのために12〜36ヶ月契約する必要があるなら、短期利用では特典を使わない方が総額を抑えられる場合があります。
選び方フロー|無料ドメインに惑わされない
1つなら無料1個で十分。2つなら2個無料を比較。
.com、.jp、.co.jpなど、対象に含まれるか確認。
長期利用なら更新無料の価値が上がる。短期なら長期契約条件に注意。
自動更新や対象プランの維持が必要なら、その条件も含めて判断。
教科書判定|無料ドメインは何個あればいい?
初心者が1サイト始めるなら「1個無料」で十分
個人ブログや小規模な会社サイトを1つ運営するだけなら、独自ドメイン2個無料にこだわる必要はありません。1個無料で、更新費もサーバー契約中0円になるプランなら、2個目を使う予定がない限り無料枠だけを理由に上位条件へ変える必要はありません。
2個無料を優先するのは、最初から2サイト運営する予定がある人、メインサイトと別ブランドサイトを持つ人などです。
初心者はこれでOK
「無料ドメインが何個付くか」より、「自分が使うドメインが無料対象か」を見てください。1サイトなら1個、2サイトなら2個が目安です。そのうえでサーバー本体の料金・バックアップ・サポートまで比較しましょう。
よくある質問
「永久無料」ならサーバーを解約しても無料ですか?
基本的には違います。多くの特典は、対象サーバーを契約し条件を満たしている間の取得・更新費用が無料になる仕組みです。解約後は次回更新から有料になる場合があります。
無料ドメインは他社サーバーでも使えますか?
サービスによって扱いが異なります。たとえばConoHa WINGでは無料独自ドメインを紐付けたWINGパック以外のサーバーでも利用できますが、WINGパック契約が終了すると更新費用の扱いが変わります。利用前に公式条件を確認してください。
2個無料なら、とりあえず2個取得した方が得ですか?
使う予定がなければ無理に取得する必要はありません。ドメインは更新管理も必要です。将来使う予定が明確な場合に2個目を取得する方が管理しやすくなります。
.jpや.co.jpも無料になりますか?
サービスやプランによります。.jpは上位プランのみ、.co.jpは法人向けプランや取得条件付きという場合があります。申し込み前に対象TLD一覧を確認してください。
ドメイン無料特典だけでレンタルサーバーを選んでもいいですか?
おすすめしません。年間のドメイン更新費を節約できても、サーバー料金がそれ以上に高ければ総額では得になりません。サーバー料金、バックアップ、速度、サポートを含めて比較してください。
まとめ|無料個数より「自分が使うドメイン」と条件を見る
この記事の結論
- 独自ドメイン無料特典は取得費だけでなく更新費無料かを確認する
- 「永久無料」でもサーバー契約や自動更新などの条件がある
- エックスサーバーは契約期間によって1〜2個無料
- ConoHa WINGはWINGパックで最大2個無料
- ロリポップ!は対象プラン・契約期間・自動更新条件を確認する
- スターレンタルサーバーはスタンダード1個、ビジネス2個が無料
- 1サイトだけなら無料ドメイン1個で十分なことが多い
結局、初心者が見るべきなのは「最大何個無料か」ではありません。自分が使いたいTLDが対象で、契約予定のプラン・期間で更新費まで無料になるかを確認し、そのうえでサーバー料金を含めた総額で選びましょう。
次に読むなら
ドメイン無料特典を含めてサーバー代を抑えたいなら「安いレンタルサーバーおすすめ」、ドメインそのものの料金差を知りたいなら「独自ドメインの取得費用と更新費用」を読むと、総額で判断しやすくなります。