会社概要ページは、会社名や所在地、代表者名などの基本情報をまとめ、訪問者に「どんな会社が運営しているのか」を伝えるページです。
ただし、項目をたくさん並べれば信頼されるわけではありません。事業内容や問い合わせ先まで含め、相手が「この会社は実在し、何をしている会社なのか」を短時間で判断できる構成にすることが大切です。
30秒でわかる結論
- 会社概要ページには、会社名・所在地・代表者・設立・事業内容・連絡先などを載せる
- 取引先や顧客が確認しそうな情報を優先し、不要な個人情報は載せすぎない
- 住所は法人登記や実際の事業所情報と整合しているか確認する
- 電話番号・メール・問い合わせフォームなど、連絡手段を1つ以上明確にする
- 事業内容は「○○事業」だけで終わらせず、何を提供しているか具体化する
- 会社概要だけでなく、アクセス・代表メッセージ・沿革などを分けると見やすくなる
- 初心者はまず7〜10項目程度から作り、必要に応じて追加すればよい
会社概要ページとは?
会社概要ページは、会社の基本情報を一覧で確認できるページです。
取引を検討している企業、サービスを利用しようとしている顧客、採用応募者などが、「どのような会社なのか」「連絡先はどこか」「所在地はどこか」を確認するために見ます。
ここで伝えたいポイント
会社概要ページは、単なるプロフィールではありません。事業内容・所在地・連絡先などをまとめ、相手が会社の実在性や信頼性を確認するためのページです。
会社概要ページに載せる基本項目
まずは、一般的な会社概要ページでよく使われる項目を整理します。
| 項目 | 掲載内容の例 | 優先度 |
|---|---|---|
| 会社名 | 株式会社○○ | ★★★★★ |
| 所在地 | 〒000-0000 ○○県○○市… | ★★★★★ |
| 代表者 | 代表取締役 ○○ ○○ | ★★★★☆ |
| 設立 | 2020年4月 | ★★★★☆ |
| 事業内容 | Web制作、システム開発など | ★★★★★ |
| 連絡先 | 電話、メール、問い合わせフォーム | ★★★★★ |
| 資本金 | 1,000万円 | ★★★☆☆ |
| 従業員数 | 20名 | ★★☆☆☆ |
| 取引銀行 | ○○銀行 ○○支店 | ★★☆☆☆ |
| 許認可・登録 | 必要な業種のみ | 業種次第 |
最初は7〜10項目あれば十分
小規模な会社サイトなら、会社名・所在地・代表者・設立・事業内容・連絡先・資本金などを中心に、まず7〜10項目程度を掲載し、許認可や取引条件など業種上必要な項目を追加します。項目数を増やすことより、情報が正しく最新であることを優先してください。
最低限載せたい5項目
情報を絞る場合でも、次の5項目は優先して載せます。
最低限の会社情報
- 会社名
- 所在地
- 代表者または責任者
- 事業内容
- 連絡先
この5項目があると、訪問者は「どこの会社か」「誰が運営しているか」「何をしているか」「どう連絡するか」を一通り確認できます。
5項目だけでも伝わる例
会社名:株式会社○○
所在地:愛知県○○市○○町1-2-3
代表者:代表取締役 ○○ ○○
事業内容:中小企業向けホームページ制作・保守
お問い合わせ:問い合わせフォームより受付
事業内容は具体的に書く
会社概要でよくあるのが、「Web事業」「コンサルティング事業」など短い言葉だけを書いて終わるケースです。
これでは、初めて見た人が何を依頼できる会社なのか分かりにくい場合があります。
| 分かりにくい例 | 具体化した例 |
|---|---|
| Web事業 | 企業・店舗向けホームページ制作、WordPress保守 |
| IT事業 | 業務システム開発、クラウド導入支援 |
| コンサルティング | 中小企業向けWeb集客・SEO支援 |
| 販売事業 | 業務用機器の販売・設置・保守 |
読者が判断できる言葉にする
会社側には当たり前の言葉でも、初めて訪れた人には伝わらないことがあります。「誰に」「何を提供している会社か」が分かる表現にすると、会社概要だけでも事業内容を理解しやすくなります。
所在地はどこまで載せる?
法人の会社サイトでは、所在地を会社概要へ掲載するケースが一般的です。
ただし、自宅を事業所としている個人事業や小規模法人などでは、公開範囲を慎重に判断する必要があります。
来店に必要なため、住所・地図・最寄り駅・駐車場情報まで載せると利用者が迷いにくくなります。
本社・事業所所在地を明記すると、取引先や顧客が会社情報を確認しやすくなります。
事業上必要か、法令上の表示義務があるか、プライバシー上問題がないかを確認して公開範囲を決めます。
住所を載せる前に確認
登記情報、請求書、Googleビジネスプロフィールなど外部に掲載している所在地と矛盾していないか確認してください。移転後に古い住所が残っていると、問い合わせや郵送物のトラブルにつながります。
代表者名は載せるべき?
法人サイトでは、代表者名を会社概要に掲載すると、誰が責任者なのか分かりやすくなります。
BtoB取引や採用を重視する会社では、代表者名に加えて代表メッセージページを用意すると、考え方や会社の方向性まで伝えられます。
法人なら代表者名は基本的に掲載を検討
会社の信頼情報として代表者名を確認する人もいるため、一般的な法人サイトでは掲載する方が分かりやすいです。ただし、個人事業や自宅運営などで公開リスクがある場合は、必要性とプライバシーを分けて判断してください。
電話番号・メール・問い合わせフォームはどう載せる?
会社概要ページには、訪問者が連絡できる方法を明確にします。
すべての連絡方法を掲載する必要はありませんが、最低でも問い合わせフォームやメールなど、1つ以上の連絡手段を用意します。
| 連絡方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 電話 | 店舗、緊急対応、営業窓口 | 受付時間を明記する |
| メール | 一般問い合わせ | 迷惑メール対策が必要 |
| 問い合わせフォーム | 会社サイト全般 | 送信テストを行う |
| 予約システム | 店舗・サービス予約 | 一般問い合わせと分ける |
電話番号だけにしない選択もある
少人数の会社で電話対応が難しい場合は、問い合わせフォームを主窓口にして「通常2営業日以内に返信」など対応目安を示す方法もあります。実際に対応できる体制に合わせて連絡方法を選びます。
資本金・従業員数・取引銀行は必須?
これらは会社概要でよく見る項目ですが、すべての会社が必ず掲載しなければならないわけではありません。
特に小規模会社では、情報を載せる意味があるかを考えて決めます。
| 項目 | 載せる意味 | 判断 |
|---|---|---|
| 資本金 | 会社規模の参考 | BtoBでは掲載しやすい |
| 従業員数 | 組織規模の参考 | 採用や取引で必要なら掲載 |
| 取引銀行 | 会社情報の補足 | 必要性が低ければ省略可 |
| 主要取引先 | 実績・信用の補強 | 掲載許可を確認する |
取引先名は勝手に載せない
主要取引先を実績として掲載する場合は、契約や守秘義務、相手先の掲載方針を確認してください。取引実績があるからといって、会社名やロゴを自由に公開できるとは限りません。
許認可・登録番号が重要な業種もある
建設、不動産、人材、古物、旅行、士業など、業種によっては許認可や登録情報が重要になります。
顧客が契約前に確認する情報であれば、会社概要ページに掲載するか、専用ページへ分かりやすくリンクします。
掲載例
許可・登録:○○県知事許可(○)第00000号
業種固有の項目を優先する
一般的な会社概要テンプレートをそのまま埋めるより、自社の顧客が契約前に確認する情報を追加する方が実用的です。
会社概要とアクセス情報は分けるべき?
住所だけを案内するなら会社概要ページ内に掲載し、来社・来店がある場合は地図・交通手段・駐車場情報をまとめたアクセスページを分けると探しやすくなります。
地図、最寄り駅、徒歩時間、駐車場、入口写真などが増えると、会社概要ページが長くなりやすいためです。
ない → 会社概要内に住所だけでも可。
はい → アクセスページを分ける。
はい → 拠点一覧や各拠点ページを検討。
代表メッセージ・沿革は別ページでもよい
会社概要ページに代表あいさつや沿革をすべて入れると、基本情報を探しにくくなる場合があります。
内容量が多い場合は、役割ごとにページを分けます。
| ページ | 役割 |
|---|---|
| 会社概要 | 会社の基本データを確認する |
| 代表メッセージ | 理念・考え方を伝える |
| 沿革 | 会社の歴史を伝える |
| アクセス | 来社・来店方法を案内する |
会社概要は「30秒で確認できる一覧性」を優先
会社概要ページの第一目的は、会社の基本情報をすぐ確認できることです。代表メッセージや長い沿革がある場合は別ページに分け、会社概要からリンクする方が見やすくなります。
会社概要ページの見せ方
会社概要は文章で長く説明するより、表形式で整理すると確認しやすくなります。
基本フォーマット例
| 会社名 | 株式会社○○ |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 ○○ ○○ |
| 所在地 | 〒000-0000 ○○県○○市○○1-2-3 |
| 設立 | 2020年4月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 事業内容 | ホームページ制作、WordPress保守、Web集客支援 |
| お問い合わせ | お問い合わせフォームより受付 |
スマートフォンでは表が横にはみ出さないかも確認してください。
会社概要ページで信頼性を高める方法
会社概要だけで信用が決まるわけではありませんが、次の情報が整っていると、訪問者が会社を確認しやすくなります。
信頼確認につながる情報
- 会社名・所在地・代表者が明確
- 事業内容が具体的
- 問い合わせ先が機能している
- プライバシーポリシーがある
- サービス内容や料金が他ページで確認できる
- 古い住所や電話番号が残っていない
- 必要な許認可・登録情報が掲載されている
写真を1枚入れる方法もある
事務所・店舗・代表者など、実態が分かる写真を掲載できる場合は、文章だけより会社の雰囲気を伝えやすくなります。ただし、住所や人物写真など公開範囲は事前に確認してください。
会社概要ページでよくある失敗
事業内容が抽象的すぎる
「IT事業」「Web事業」だけでは、具体的に何を依頼できる会社か分かりにくくなります。
情報が古い
移転前の住所、退任した代表者、使われていない電話番号などが残ると、会社情報への不信につながります。
項目を増やしすぎる
必要性の低い情報まで大量に掲載すると、重要な住所・連絡先・事業内容が埋もれます。
会社概要だけで事業内容を説明しきろうとする
会社概要では概要を短く示し、詳細はサービスページへリンクする方が分かりやすくなります。
個人情報を必要以上に公開する
個人の携帯電話、自宅住所、担当者個人のメールアドレスなどは、公開する必要性を確認してから掲載してください。
用途別|会社概要に追加したい項目
資本金、設立、許認可、主要サービス、拠点情報など、取引前に確認される情報を充実させます。
営業時間、定休日、アクセス、電話番号、駐車場など、来店に必要な情報を追加します。
従業員数、拠点、代表メッセージ、沿革、採用ページへのリンクなどを追加すると会社像を伝えやすくなります。
無理に項目数を増やさず、会社名・所在地・代表者・事業内容・問い合わせ先を正確に載せることを優先します。
会社概要ページの作成フロー
会社名、所在地、事業内容、連絡先を優先。
ある → 会社概要または専用ページへ掲載。
ある → アクセス情報を追加または別ページ化。
長い → 別ページに分ける。
教科書判定|初心者は何を載せればいい?
まず7項目で作り、業種に必要な情報だけ追加する
最初は「会社名・所在地・代表者・設立・資本金・事業内容・問い合わせ先」の7項目を基本形にすると作りやすくなります。
その後、店舗なら営業時間とアクセス、許認可業なら登録番号、採用を重視するなら従業員数や代表メッセージなど、自社に必要な情報だけ追加してください。
初心者はこれでOK
会社概要は情報量より正確さを優先してください。まず7項目程度を表にまとめ、公開前に住所・代表者・電話番号・問い合わせ先が最新か確認すれば、基本的な会社概要ページとして形になります。
よくある質問
会社概要に資本金は必ず載せる必要がありますか?
会社概要ページの構成として必須とは限りません。BtoB取引などで会社規模の参考情報として見られることがあるため、必要性を判断して掲載してください。
代表者の顔写真も載せた方がいいですか?
必須ではありません。代表メッセージや採用を重視するサイトでは会社の雰囲気を伝えやすくなりますが、公開範囲や本人の同意を確認して掲載します。
会社概要と会社案内は同じページでいいですか?
小規模サイトなら同じページでも構いません。情報量が増えたら、会社概要・代表メッセージ・沿革・アクセスなどに分けると見やすくなります。
住所は地図も載せた方がいいですか?
来社・来店がある会社や店舗なら地図があると便利です。オンライン中心で来訪を受け付けていない場合は、会社概要に住所だけを載せる構成でも問題ありません。
会社概要はどのくらいの頻度で更新すべきですか?
移転、代表者変更、資本金変更、連絡先変更、事業内容変更などがあればその都度更新します。少なくとも年1回程度、情報が古くなっていないか確認する運用にすると漏れを防ぎやすくなります。
まとめ|会社概要は「基本情報をすぐ確認できるページ」にする
この記事の結論
- 会社名・所在地・代表者・事業内容・連絡先を優先して載せる
- 最初は7〜10項目程度で十分
- 事業内容は具体的に書く
- 住所や連絡先は最新情報と一致させる
- 許認可・営業時間などは業種に応じて追加する
- 代表メッセージや沿革が長ければ別ページに分ける
- 不要な個人情報や取引先情報は載せすぎない
結局、会社概要ページは「項目数が多いほどよい」のではありません。訪問者が短時間で会社の実態・事業内容・連絡方法を確認できることを優先し、自社に必要な情報だけを正確に掲載してください。
次に読むなら
会社概要が作れたら、次は「会社サイトに必要なページ一覧」でサイト全体の構成を確認し、「お問い合わせページに載せる内容」で問い合わせ導線を整えると、会社サイトの基本がまとまります。