ランディングページとは、訪問者に「問い合わせ」「購入」「予約」「資料請求」など、特定の1つの行動をしてもらうために作るページです。通常のホームページよりも目的を絞り、上から下へ読んでいくだけでサービス理解から行動まで進める構成にするのが特徴です。
30秒でわかる結論
- ランディングページは、1つの行動に誘導するためのページ
- 問い合わせ・購入・予約・資料請求など、目的を1つに絞る
- 通常ページよりも、情報を縦長にまとめて導線をシンプルにする
- ファーストビューで「誰向け・何が得られるか」を伝える
- 実績・料金・FAQ・CTAで不安を減らす
- 広告からの流入と相性がよい
- SEO記事とは役割が違い、検索流入用の記事と組み合わせると効果的
ランディングページとは?
ランディングページは、英語でLanding Page、略してLPと呼ばれます。
広い意味では「ユーザーが最初に着地したページ」を指しますが、Web制作や広告運用では一般に、商品購入・問い合わせ・予約などのコンバージョンを目的に作る縦長のページを意味します。
ここで伝えたいポイント
一般的なホームページが「会社やサービス全体を知ってもらう場所」なら、LPは「特定の商品・サービスについて行動してもらう場所」と考えると分かりやすいです。
通常のホームページとの違い
| 項目 | 通常のホームページ | ランディングページ |
|---|---|---|
| 目的 | 情報提供・会社紹介など複数 | 問い合わせ・購入など1つ |
| ページ数 | 複数ページ | 1ページ中心 |
| 導線 | メニューから各ページへ移動 | 1つのCTAへ誘導 |
| 構成 | カテゴリごとに情報を分ける | 縦長で順番に説明 |
| 向く集客 | SEO・指名検索・既存顧客 | 広告・キャンペーン |
初心者はこれでOK
会社全体を紹介したいなら通常サイト、特定サービスへ問い合わせを集めたいならLP、と使い分けます。
LPは「1ページ1目的」が基本
ランディングページでは、訪問者にしてほしい行動を1つに絞るのが基本です。
目的の例
- 無料相談を申し込む
- 資料を請求する
- 商品を購入する
- 来店予約する
- 無料体験へ申し込む
CTAを増やしすぎない
「問い合わせ」「資料請求」「LINE」「無料診断」「メルマガ登録」などを同じ強さで並べると、訪問者が迷います。LPでは主目的を1つ決めてください。
ランディングページの基本構成
LPは、訪問者の疑問や不安を上から順番に解消していく構成にします。
誰向け・何が得られるか・CTAを伝える
訪問者が抱えている問題を明確にする
商品・サービスでどう解決できるか説明する
他の選択肢と比べて何が違うか伝える
信頼できる根拠を見せる
費用・流れ・条件を明確にする
申込前の不安を解消する
ファーストビューで何を伝える?
ファーストビューは、ページを開いたときにスクロールせず見える範囲です。
ファーストビューに入れたい要素
- 誰向けか
- 何を提供するか
- どんなメリットがあるか
- 料金・実績などの強み
- 問い合わせ・購入ボタン
曖昧な例
「未来を変える最高のサービス」だけでは、何を提供するページか分かりません。
具体化した例
「中小企業向けホームページ制作|5ページ30万円から・公開後3か月サポート付き」のように、対象・内容・条件を具体化します。
CTAとは?
CTAはCall To Actionの略で、訪問者に次の行動を促すボタンやリンクです。
| 目的 | CTA例 |
|---|---|
| 問い合わせ | 無料相談を申し込む |
| 資料請求 | サービス資料を無料で見る |
| 予約 | 空き日時を確認する |
| 購入 | この商品を購入する |
ボタン文言は具体的にする
「送信」「こちら」より、「無料相談を申し込む」「見積もりを依頼する」のほうが、押した後に何が起きるか理解しやすくなります。
LPの効果はCVRで見る
LPの成果は、アクセス数だけでなくCVR(コンバージョン率)で確認します。
CVR = コンバージョン数 ÷ 訪問数 × 100
具体例
LPへ1,000人訪問し、20件問い合わせがあった場合、CVRは2%です。
20 ÷ 1,000 × 100 = 2%
同じ1,000アクセスでもCVRを3%へ改善できれば、問い合わせは30件になります。
1,000 × 3% = 30件
広告とLPは相性がいい
検索広告やSNS広告では、広告文とLPの内容を合わせやすいため、LPがよく使われます。
具体例
「法人向けホームページ制作」という広告から、会社トップページではなく法人向け制作サービス専用LPへ誘導すると、訪問者が探している情報へ直接案内できます。
広告文とLPを一致させる
広告で「月額1万円」と書いているのに、LPでは料金が見つからないなど、広告とページ内容がずれると離脱しやすくなります。
LPとSEO記事の違い
LPとSEO記事は目的が違います。
| 項目 | LP | SEO記事 |
|---|---|---|
| 主目的 | 問い合わせ・購入 | 検索疑問の解決 |
| 読者 | 比較・検討段階が多い | 情報収集段階も多い |
| 構成 | 行動へ誘導 | 疑問を順番に解説 |
| 主な流入 | 広告・SNS・指名 | 検索エンジン |
初心者はこれでOK
SEO記事で見込み客を集め、サービスLPへ内部リンクで案内する組み合わせが分かりやすいです。
LPに実績・事例が必要な理由
サービス説明だけでは、「本当に依頼して大丈夫か」という不安を解消できません。
実績で入れたい情報
- 導入企業数
- 利用者数
- 具体的な事例
- 改善前後の数字
- 顧客の声
- 資格・受賞・掲載実績
数字は根拠のあるものだけ使う
「満足度98%」「売上3倍」などの数字は、調査条件や実績根拠を説明できる場合だけ掲載してください。
料金はどこまで見せる?
問い合わせ型サービスでも、可能なら価格の目安を示します。
具体例
「個別見積もり」だけではなく、「初期費用20万円〜」「標準30〜50万円」など、検討できる材料を示します。
価格帯を見せることで、予算が合わない問い合わせを減らし、条件が合う人からの相談を増やせる場合があります。
フォームは短くする
LPの最後まで読んでも、フォーム入力が長いと離脱することがあります。
初回相談なら
氏名、メール、電話、会社名、相談内容など、初回対応に必要な情報だけへ絞ります。
不要な必須項目を増やさない
住所、部署、役職、詳細予算など、後から確認できる項目まで必須にすると入力負担が増えます。
LPの制作費はどう考える?
LPは1ページでも、構成設計・コピー・デザイン・フォーム・計測など複数工程があるため、通常ページ1枚より制作工数が大きくなることがあります。
広告費との考え方
月10万円の広告を6か月使うなら広告費は60万円です。
10万円 × 6か月 = 60万円
広告費60万円を使うのに、LPのCVRを計測・改善しないまま運用すると、集客費を有効活用できません。
問い合わせ単価で考える
広告費10万円で20件問い合わせなら、1件あたり5,000円です。
100,000円 ÷ 20件 = 5,000円/件
LPは作った後の改善が重要
LPは公開して終わりではありません。
改善で見る数字
- アクセス数
- CTAクリック率
- フォーム到達率
- フォーム送信率
- CVR
- 問い合わせ単価
- 成約率
改善箇所の見つけ方
1,000アクセス → CTAクリック100 → フォーム到達80 → 送信8なら、LP全体CVRは0.8%、フォーム到達後の送信率は10%です。
8 ÷ 1,000 × 100 = CVR 0.8%
8 ÷ 80 × 100 = フォーム送信率 10%
この場合は、集客よりフォーム改善を先に検討する余地があります。
LPが向いているケース
広告ごとに訴求を合わせやすく、成果計測もしやすいです。
特定サービスへの問い合わせを集中させたい場合に向いています。
特典・期限・申込条件を1ページにまとめられます。
複数サービス・採用・会社情報を広く見せるなら通常サイトが向きます。
LPを作るべきか判断するフロー
はい → LP向き
はい → 専用LPを検討
はい → 通常サイト向き
はい → SEO記事も並行して作る
いいえ → GA4などで計測環境を用意
教科書判定:広告や単一サービスならLPを作る
1つのサービスへ問い合わせを集めたいならLP、会社全体なら通常サイト
広告から特定サービスへ問い合わせを集める場合はLPを作る価値があります。一方、会社案内・複数サービス・採用など情報が多い場合は、通常のホームページを中心にし、必要なサービスだけ個別LPを追加する構成が分かりやすいです。
よくある質問
Q.LPとホームページは何が違いますか?
ホームページは複数目的・複数ページで情報を提供するのに対し、LPは1つの問い合わせ・購入などへ誘導する1ページ構成が中心です。
Q.LPはSEOに弱いですか?
LPは1ページでCVを狙う設計が多いため、幅広い検索キーワードを長期的に狙う用途ではSEO記事のほうが向く場合があります。SEO記事からLPへ内部リンクする方法が使いやすいです。
Q.LPは何ページ必要ですか?
基本は1商品・1サービスにつき1ページから考えます。ターゲットや広告訴求が大きく違う場合は、別LPを用意することもあります。
Q.LPは長いほうがいいですか?
長さそのものが成果を決めるわけではありません。高額・検討期間の長いサービスでは説明量が多くなりやすく、低価格・単純な商品では短くても十分な場合があります。
Q.LPを作ったらすぐ成果が出ますか?
保証できません。アクセス数、広告の質、商品力、価格、訴求、フォームなど複数要素が影響します。CVRや問い合わせ単価を計測して改善してください。
まとめ
この記事の結論
- LPは1つの行動へ誘導するためのページ
- 1商品・1目的・1CTAが基本
- ファーストビューで対象・価値・CTAを伝える
- 実績・料金・FAQで不安を減らす
- 広告との相性がよい
- SEO記事とは役割が違う
- 公開後はCVR・問い合わせ単価を計測して改善する
ランディングページは、縦長にすればよいページではありません。「誰に、何を伝え、どの行動をしてもらうか」を1つに絞り、訪問者の疑問を順番に解消してCTAへつなげるページです。広告や特定サービスの集客を行うなら、通常サイトとは別にLPを用意する価値があります。
次に読むなら
LPの基本が分かったら、「CVRとは?」を確認すると、LP公開後にどの数字を使って改善すべきか理解しやすくなります。