WordPressに必要な費用はいくら?初期費用・年間費用をわかりやすく解説

WordPress本体は無料で利用できますが、インターネット上に自分のサイトを公開するには、主にレンタルサーバーと独自ドメインが必要です。

個人ブログや小規模サイトなら、無料テーマを使えば年間1万円前後から始めることもできます。一方、有料テーマや制作代行、保守を追加すると数万円〜数十万円以上になることもあります。

30秒でわかる結論

  • WordPress本体は無料で利用できる
  • 自分で作る場合の必須費用は、主にレンタルサーバー代と独自ドメイン代
  • 個人サイトなら年間1万円前後から始められる構成もある
  • 有料テーマを使う場合は、初年度に1万〜2万円前後追加されることが多い
  • プラグインは無料でも運営できるが、有料版を使うと年間費用が増える
  • 制作会社へ依頼する場合は、サーバー代とは別に制作費・保守費を考える
  • 初心者は「初年度費用」と「2年目以降の年間維持費」を分けて見ると判断しやすい

WordPressにかかる費用一覧

WordPressサイトの費用は、「必ず必要な費用」と「必要に応じて払う費用」に分けると分かりやすくなります。

項目 費用の目安 必須度
WordPress本体 0円 必須
レンタルサーバー 月500〜1,500円前後 ほぼ必須
独自ドメイン 年1,000〜4,000円前後 実質必須
SSL 0円から 必須
テーマ 0〜2万円前後 任意
プラグイン 0円から 任意
制作代行 数万円〜 任意
保守 自分で行えば0円 運営上は必要

費用はサービスによって変わる

ドメイン料金、サーバー料金、有料テーマ料金などは変更されます。ここでは初心者が予算を組むための目安として整理し、申し込み時は各公式サイトの最新料金を確認してください。

WordPress本体は無料

WordPress.orgで配布されているWordPressソフトウェア自体は無料で利用できます。

そのため、「WordPressをインストールするための利用料」というものは基本的にありません。

無料なのに費用がかかる理由

WordPressはサイトを作るためのソフトウェアです。インターネット上で公開するには、そのWordPressを置くレンタルサーバーと、サイトの住所になる独自ドメインが必要になります。

パソコンの中だけにWordPressを入れて練習するなら無料環境を作ることもできますが、一般の人がアクセスできるWebサイトとして公開する場合は、サーバーやドメインの費用を考えます。

必須費用1|レンタルサーバー代

レンタルサーバーは、WordPressのファイル、画像、データベースなどを保存し、インターネットへ公開するための場所です。

WordPress向けの一般的な共用レンタルサーバーなら、月額換算で500〜1,500円前後を予算として考えると選びやすくなります。

通常料金の具体例

2026年10月時点で、エックスサーバーのスタンダードは12ヶ月契約の通常料金が月額換算1,100円です。12ヶ月分では13,200円になります。

1,100円 × 12ヶ月 = 13,200円

もっと低価格のサーバーもあるため、WordPressを始めるだけなら必ずしも月1,000円以上必要というわけではありません。

教科書判定

個人WordPressなら月500〜1,000円前後から検討

個人ブログや小規模サイトなら、最初から高額な法人向けプランを選ぶ必要はありません。WordPress、無料SSL、自動バックアップなど必要な機能を満たしたうえで、月500〜1,000円前後から探すと費用と機能のバランスを取りやすくなります。

必須費用2|独自ドメイン代

独自ドメインは、「example.com」のようなサイト固有のアドレスです。

料金は.com、.net、.jpなどの種類や取得会社によって異なり、取得費用と更新費用が別に設定されていることがあります。

.comの更新料金例

2026年10月時点のお名前.comでは、.comの1年更新料金は1,408円と案内されています。サービス維持調整費などが加算される場合もあるため、実際の請求額は申込画面で確認が必要です。

1,408円 ÷ 12ヶ月 = 約117円/月

月額換算すると小さく見えますが、ドメインはサイトを続ける限り毎年更新するため、長期費用として考えます。

取得価格だけを見ない

初年度だけ数百円や0円で取得できても、2年目以降の更新料金は異なることがあります。WordPressを長く運営するなら、取得費より更新費を確認してください。

サーバーのドメイン無料特典を使えば費用を減らせる

レンタルサーバーによっては、契約中の独自ドメイン取得・更新費用が無料になる特典があります。

仮に年間1,500円のドメインを5年間利用すると、単純計算では7,500円です。

1,500円 × 5年 = 7,500円

この更新費が無料になれば、長期運営では差が出ます。

ただし、無料特典のためだけに月額料金の高いサーバープランへ変更すると、逆に総額が増えることもあります。

教科書判定

ドメイン無料は「サーバー料金込みの総額」で判断

年間1,500円のドメインを無料にするために、サーバー代が年間5,000円高くなるなら節約にはなりません。特典単体ではなく、サーバー代+ドメイン代の年間総額で比較してください。

SSL費用は無料で済ませられることが多い

SSLは、Webサイトとの通信を暗号化し、URLを「http://」から「https://」にするために使います。

現在の主要なレンタルサーバーでは、無料SSLを利用できるサービスが多く、個人ブログや一般的な会社サイトなら追加料金0円でHTTPS化できるケースが一般的です。

初心者はこれでOK

通常のWordPressブログやホームページなら、まずサーバー付属の無料SSLを使えば問題ありません。特別な証明書要件がある法人サイトでない限り、最初から有料SSLを予算に入れる必要はないことが多いです。

WordPressテーマは無料でも始められる

WordPressテーマは、サイトのデザインやレイアウトを決める仕組みです。

無料テーマを使えば0円で始められます。有料テーマは、一般的に買い切りで1万〜2万円前後の商品が多くあります。

選び方 費用 向いている人
無料テーマ 0円 まず低予算で始めたい
有料テーマ 1万〜2万円前後が目安 デザインや機能を効率化したい
オリジナル制作 数万円〜数十万円以上 独自デザインが必要

テーマ代は必須ではない

有料テーマを買わないとSEOで不利になる、という単純なものではありません。初心者はまず無料テーマで始め、必要な機能が明確になってから有料テーマへ変更する方法もあります。

プラグイン費用は0円から

プラグインは、WordPressへ機能を追加するための拡張ソフトです。

問い合わせフォーム、SEO補助、セキュリティ、バックアップなど、無料で利用できるものも数多くあります。

一方、高機能なバックアップ、予約、会員管理、EC、フォームなどでは有料版を利用する場合があります。

安いからといってプラグインを増やしすぎない

無料プラグインでも、数を増やせば管理・更新対象が増えます。費用だけでなく、必要性・更新状況・信頼性を確認して導入してください。

個人ブログの初年度費用を計算

ここでは、初心者が自分でWordPressブログを作る場合を想定して費用を計算します。

低予算構成

項目 年間費用の例
WordPress 0円
レンタルサーバー 6,000円
独自ドメイン 1,500円
SSL 0円
テーマ 0円
プラグイン 0円
合計 7,500円/年

6,000円 + 1,500円 = 年間7,500円

有料テーマを購入する場合

上の構成に15,000円の有料テーマを追加すると、初年度は22,500円です。

7,500円 + 15,000円 = 初年度22,500円

テーマが買い切りなら、2年目以降はサーバーとドメインを中心とした維持費に戻ります。

初年度と2年目以降を分ける

WordPress費用を考えるときは、テーマ購入など一度だけかかる費用と、サーバー・ドメインのように毎年かかる費用を分けると予算を組みやすくなります。

3年間でいくらかかる?

WordPressは数年運営することが多いため、1年目の安さだけでなく3年間総額を見ると実態が分かります。

年間7,500円の構成を3年使う場合

7,500円 × 3年 = 22,500円

有料テーマ15,000円を最初に購入した場合は、3年間で37,500円になります。

22,500円 + 15,000円 = 37,500円

このように月額数百円のサービスでも、3年間では数万円になります。

会社・店舗サイトでは何に費用が増える?

会社や店舗のWordPressサイトでも、サーバー・ドメインだけなら個人サイトと大きく変わらない場合があります。

ただし、法人サイトでは制作・保守・更新作業を外注することで費用が増えます。

自分で制作・更新 費用 ★★☆☆☆

サーバー、ドメイン、必要なテーマやプラグインが中心。金銭負担は抑えやすい一方、自分の作業時間が必要です。

制作だけ外注 費用 ★★★★☆

初期制作費が追加されます。公開後の更新を自社で行えば、継続的な外注費を抑えられます。

制作・保守を外注 費用 ★★★★★

制作費に加え、月額または年額の保守費が発生します。WordPress更新、バックアップ、障害対応など委託範囲を確認します。

法人では人件費も費用

自社で更新すれば請求書上は0円でも、担当者の作業時間は発生します。外注費と社内作業時間の両方を比較すると、実際の運営コストを判断しやすくなります。

無料WordPressと有料WordPressの違いで混乱しない

「WordPressは無料」という説明と、「WordPressには料金がかかる」という説明が両方あるため、初心者は混乱しやすいところです。

WordPress.orgで配布されるWordPressソフトウェアは無料ですが、自分でWeb上へ公開するにはホスティングとドメインを用意します。

また、WordPress.comはホスティング込みで提供される別のサービスで、料金体系も異なります。

WordPress.orgとWordPress.comを分けて考える

一般的に日本のレンタルサーバーへWordPressをインストールして使う場合は、WordPress.orgのソフトウェアを利用する形です。「WordPressの費用」を調べるときは、どちらについて説明されているか確認してください。

WordPress費用を抑える5つの方法

費用を抑える方法

  • 最初は無料テーマを使う
  • 不要な有料プラグインを契約しない
  • 独自ドメイン無料特典を総額で比較する
  • 必要以上に高いサーバープランを選ばない
  • キャンペーン後・更新後の料金を確認する

最安料金だけで長期契約しない

36ヶ月契約は月額換算が安くなることがありますが、契約時には3年分をまとめて支払う場合があります。

初めてWordPressを続けられるか不安なら、12ヶ月契約との総額差を確認してから決める方が安全です。

必要以上のスペックを買わない

個人ブログ1サイトを始める段階で、法人向けの大容量・高額プランを選ぶ必要は通常ありません。

アクセスが増えてから上位プランへ変更できるサーバーなら、最初は必要十分なプランから始められます。

WordPressの予算を決める判断フロー

Q1.自分でサイトを作る?
はい → 制作費0円から可能。外注するなら制作費を別枠で確保。
Q2.無料テーマで始める?
はい → 初年度費用を抑えやすい。有料テーマなら1〜2万円前後を追加予算に。
Q3.個人ブログ・小規模サイト?
はい → 月500〜1,000円前後のサーバーから検討。
Q4.保守を自分で行う?
はい → 金銭費用を抑えられる。外注するなら月額・年額保守費を追加。
自作の個人WordPressなら、まず年間1万円前後を基本予算にし、テーマ・プラグイン・外注費を必要に応じて足す。

教科書判定|初心者はいくら用意すればいい?

教科書判定

自作する個人WordPressなら「年間1万円前後」から考える

無料テーマと無料SSLを使い、一般的な共用レンタルサーバーと独自ドメインを契約するなら、年間1万円前後をひとつの基準にすると予算を組みやすくなります。

有料テーマを使いたい場合は初年度に1〜2万円前後を追加。会社サイトを制作会社へ依頼する場合は、サーバー・ドメインとは別に制作費と保守費を見積もります。

初心者はこれでOK

まず「サーバー+ドメインで年間1万円前後」を基本予算にしてください。無料テーマで始めれば、それ以外をほぼ0円にすることも可能です。必要性が分かってから有料テーマや有料プラグインを追加すれば、無駄な初期費用を抑えられます。

よくある質問

WordPressは完全無料ですか?

WordPressソフトウェア自体は無料です。ただし、インターネット上で自分のサイトとして公開する場合は、レンタルサーバーや独自ドメインの費用が一般的に必要です。

WordPressブログを月500円程度で運営できますか?

低価格のレンタルサーバーと無料テーマを組み合わせれば可能な場合があります。ただし、ドメイン代や契約期間も含めた年間総額で確認してください。

有料テーマは買った方がいいですか?

必須ではありません。最初は無料テーマでも運営できます。欲しいデザイン・機能・サポートが有料テーマにしかない場合に購入を検討すればよく、WordPress開始時から有料テーマ代を必須予算にする必要はありません。

独自ドメインは毎年料金がかかりますか?

通常は更新費用がかかります。ただし、レンタルサーバーの契約条件を満たしている間、対象ドメインの更新費用が無料になる特典もあります。

会社のWordPressサイトはいくらかかりますか?

自社で制作するならサーバー・ドメイン・テーマなどが中心ですが、制作会社へ依頼すると制作費、公開後の保守を依頼すると保守費も発生します。会社サイトでは「作る費用」と「毎年維持する費用」を分けて見積もるのが重要です。

まとめ|WordPressは年間1万円前後から始められる

この記事の結論

  • WordPress本体は無料
  • 主な必須費用はレンタルサーバーと独自ドメイン
  • 個人サイトなら年間1万円前後から予算を組みやすい
  • 無料SSL・無料テーマを使えば初期費用を抑えられる
  • 有料テーマは必要になってから購入してもよい
  • 初年度と2年目以降の維持費を分けて考える
  • 法人サイトでは制作費・保守費・社内作業時間も含めて考える

結局、初めてWordPressを自分で始めるなら、サーバーとドメインを合わせて年間1万円前後を基本予算にすると分かりやすくなります。最初から有料機能を揃えるのではなく、運営しながら必要なものだけ追加する方が無駄な費用を抑えられます。

次に読むなら

費用の内訳が分かったら、次は「WordPressにレンタルサーバーが必要な理由」でサーバーの役割を確認し、「WordPressを始めるのに必要なもの」で実際に準備するものを整理すると、申し込みまで迷いにくくなります。