WordPressをインストールしたら最初にやる設定7選

WordPressをインストールした直後は、テーマ選びやデザインより先に確認したい設定があります。 特にURL、SSL、パーマリンク、管理者情報、バックアップは、記事公開後に変更するとURL変更や復旧作業が増えやすいため、公開前に確認します。

30秒でわかる結論

  • 最優先は「HTTPS・URL・パーマリンク・管理者情報・バックアップ」の確認
  • サイトタイトルやキャッチフレーズは後から変更できるため、悩みすぎなくてよい
  • パーマリンクは記事公開後に変更するとURLが変わるため、初期段階で決める
  • 管理者ユーザー名・パスワードは推測されにくくし、使い回さない
  • 検索エンジンに見せる準備が整うまで、公開状態を確認してから記事を増やす
  • テーマ・プラグインは必要最小限から始める
  • 「全部設定する」のではなく、後から変えにくい項目を先に終わらせるのが正解

WordPressをインストールしたら最初にやる設定一覧

WordPressには多くの設定項目がありますが、最初からすべて触る必要はありません。 重要なのは「後から変えると影響が大きいもの」と「安全性に関わるもの」を先に処理することです。

設定 優先度 理由
HTTPS・サイトURL確認 最優先 URLの基準になるため
パーマリンク 最優先 公開後の変更で記事URLが変わるため
管理者情報・パスワード 最優先 不正ログイン対策の基本になるため
バックアップ 最優先 更新・設定ミスから戻せるようにするため
サイトタイトル 高 サイト名として各所に表示されるため
タイムゾーン 高 予約投稿や公開日時に影響するため
コメント設定 中 不要なら受付を止められるため
テーマ・プラグイン 中 必要になってから追加できるため

設定の順番が重要

WordPress初期設定は「見た目」より「URL・安全性・復旧性」を優先します。 色やロゴは後から直せますが、公開済み記事のURL変更やデータ消失は影響が大きいためです。

1.HTTPSで表示されるか確認する

最初に、自分のサイトが「https://」で正常に表示されるか確認します。 HTTPSは、ブラウザとWebサイト間の通信を暗号化する仕組みです。

レンタルサーバー側で無料SSLを有効にしていても、WordPress側のURL設定や反映状況によっては「http://」が残っていることがあります。

確認すること

  • サイトURLが https:// で始まっている
  • ブラウザで証明書エラーが出ない
  • http:// へアクセスしたとき https:// へ転送される
  • 管理画面のサイトURLも意図したドメインになっている

URL変更は慎重に

WordPressの「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」は、設定を誤ると管理画面へ入れなくなることがあります。 すでに正常にHTTPS表示されている場合は、理由なく変更しないでください。

2.サイトタイトルとキャッチフレーズを確認する

サイトタイトルはブログ名・サイト名です。 インストール時に仮の名前を入れた場合は、正式名称へ変更します。

キャッチフレーズはテーマによって表示される場所が異なります。 必要なければ無理に長い文章を入れる必要はありません。

初心者はこれでOK

サイトタイトルは正式名称を設定し、キャッチフレーズはサイト内容を短く説明できる場合だけ入力します。未定なら空欄のままでも後から変更できます。 この2つは後から変更できるため、開設初日に何時間も悩む項目ではありません。

3.タイムゾーンを確認する

日本向けサイトなら、投稿日時や予約投稿が日本時間で扱われるようにタイムゾーンを確認します。 設定がずれていると、予約投稿の公開時刻や記事の表示日時が意図と違うことがあります。

具体例

日本時間の午前9時に記事を予約したつもりでも、サイト側の時間設定が別の地域になっていると、予定と異なる時間に公開される可能性があります。 予約投稿を使う予定がある人ほど、最初に確認しておきましょう。

4.パーマリンクを決める

パーマリンクは、記事ごとのURL形式です。 たとえば記事タイトルが「レンタルサーバーとは?」なら、URLの末尾を短い文字列にして管理できます。

重要なのは、記事公開後にサイト全体のパーマリンク構造を何度も変更しないことです。 URLが変わると、内部リンク・外部リンク・検索エンジンからのアクセスに影響するためです。

教科書判定

パーマリンクは「最初に決めて、公開後はむやみに変えない」

初心者は、日付や複雑な階層を必要以上に入れず、記事ごとに短く意味の分かるURLを設定しやすい構成を選ぶと管理しやすくなります。

5.管理者ユーザーとパスワードを確認する

WordPress管理画面は、サイト全体を変更できる重要な場所です。 管理者アカウントが突破されると、記事改ざん、プラグイン追加、ユーザー作成などを行われる可能性があります。

管理者アカウントのチェック

  • 他サービスと同じパスワードを使っていない
  • 短いパスワードを使っていない
  • 推測されやすいユーザー名を避けている
  • 不要な管理者アカウントがない
  • 可能なら追加のログイン保護も検討する

権限は必要最小限にする

複数人で更新する場合、全員を管理者にする必要はありません。 記事を書く人、編集する人、設定を変更する人で権限を分けると、誤操作の範囲も小さくできます。

6.バックアップ方法を確認する

WordPressでは、テーマ・プラグイン・本体の更新、設定変更、誤操作などで不具合が起こることがあります。 そのため「バックアップがあるか」だけでなく、「どう戻すか」まで確認します。

確認項目 見るポイント
取得頻度 毎日か、手動か
保持期間 何日前まで戻せるか
対象 ファイルとデータベースの両方か
復元方法 自分で管理画面から戻せるか
復元費用 無料か有料か

具体例

7日分しか保存されないバックアップで、10日前の設定ミスに気づいた場合、その世代には戻せません。 「自動バックアップあり」という表示だけでなく、保持日数まで確認する理由はここにあります。

7.検索エンジンへの公開状態を確認する

WordPressには、検索エンジンがサイトをインデックスしにくくするための設定があります。 制作中だけ検索結果に出したくない場合に使われることがありますが、公開後もそのままにすると検索流入を得にくくなる可能性があります。

公開前後で必ず確認

本番公開するサイトでは、検索エンジンへの表示を妨げる設定が残っていないか確認してください。 ただし、この設定を解除しただけで必ず検索結果へ掲載されるわけではありません。

8.コメント設定を決める

コメント機能を使う予定がなければ、最初に受け付けない設定へしておくと管理作業を減らせます。 ブログで読者との交流に使いたい場合は、有効にしたうえで承認ルールやスパム対策を考えます。

企業サイト おすすめ ★★★★★

コメントを使わないページが中心なら、受付を無効にして管理項目を減らす判断がしやすいです。

個人ブログ おすすめ ★★★☆☆

交流目的なら有効でも構いません。承認制やスパム対策までセットで考えます。

9.不要な初期コンテンツを整理する

インストール直後には、サンプル投稿・固定ページ・初期プラグインなどが入っている場合があります。 使わないものは整理し、本番サイトに不要な内容が残らないようにします。

整理するもの

  • サンプル投稿
  • 不要な固定ページ
  • 使わないテーマ
  • 使わないプラグイン
  • 不要な管理者・ユーザー

ただし、テーマはトラブル時の切り分けに使うことがあるため、公式の標準テーマを1つ残す運用も考えられます。

10.テーマを設定する

テーマはサイトのデザインと表示機能を決めます。 最初から有料テーマを買う必要はありません。

重要なのは、スマートフォンで正常に表示できること、更新が続いていること、自分が記事を書きやすいことです。

教科書判定

最初は「見た目」より「更新し続けられるか」を優先する

テーマ選びで数日止まるより、信頼できるテーマを1つ選び、実際に記事を公開してから必要な機能を判断する方が効率的です。

11.プラグインは必要なものだけ追加する

プラグインを使うと機能を増やせますが、数を増やしすぎると更新管理や不具合原因の切り分けが難しくなります。

まず、サーバーやテーマに同じ機能がないか確認し、そのうえで不足するものだけ追加します。

必要な機能 − サーバー機能 − テーマ機能 = 追加を検討するプラグイン

たとえばバックアップがサーバー側で自動取得されている場合、同じ目的のプラグインが本当に必要かを考えます。

最初にやらなくていい設定

WordPressには多くの設定がありますが、開設初日にすべて完成させる必要はありません。

後回しでよいこと 理由
ロゴの細かな調整 後から変更しやすい
色・フォントの微調整 記事公開に必須ではない
大量のプラグイン導入 必要性を確認してからでよい
細かなウィジェット配置 記事数が増えてから判断できる
高度なSEO設定 まず基本設定と記事公開を優先

初心者はこれでOK

「HTTPS・パーマリンク・管理者・バックアップ・公開状態」が確認できたら、記事制作へ進んで構いません。 見た目や細かな機能は、運営しながら必要になったものを追加すれば十分です。

最初の30分でやるならこの順番

1.サイトを https:// で開く
URLとSSLを確認
2.一般設定を確認
サイトタイトル・URL・タイムゾーン
3.パーマリンクを決める
公開後に変えにくい項目を先に処理
4.管理者アカウントを確認
パスワード・不要ユーザー・権限
5.バックアップを確認
保持日数と復元方法まで見る
ここまで終われば、最初の記事を作り始められます。テーマの細部や追加機能は後回しで問題ありません。

初期設定でよくある失敗

公開後にパーマリンク構造を変える

記事URLが変わるため、内部リンクや外部リンクへの対応が必要になります。 最初に決めて、公開後は必要な理由がない限り変更しない方が安全です。

バックアップがあると思い込む

自動バックアップ付きでも、保持日数や復元条件はサービスごとに異なります。 「ある」ではなく「何日前まで、どう戻せるか」で確認してください。

プラグインを一気に増やす

10個追加してから不具合が出ると、原因の切り分けに時間がかかります。 必要なものを1つずつ追加し、正常に動くか確認する方が管理しやすくなります。

検索エンジン向け設定を確認せず公開する

制作中の設定が残っていると、公開後の検索流入に影響する可能性があります。 本番公開時に必ず確認項目へ入れてください。

教科書判定|どこまで設定したら記事を書き始めていい?

教科書判定

「URL・安全性・復旧性」が確認できたら記事を書き始めてよい

最初に確認すべきなのは、HTTPS、パーマリンク、管理者アカウント、バックアップ、公開状態です。 この5つは、後から問題が起きたときの影響が比較的大きい項目です。

一方、ロゴ、色、細かなレイアウト、追加プラグインは後から変更できます。 初心者は「変えにくい設定を先に、変えやすい設定を後に」と覚えると、初期設定で迷いにくくなります。

よくある質問

Q.WordPressを入れたらすぐ記事を書いても大丈夫ですか?

HTTPS、パーマリンク、管理者アカウント、バックアップなど基本設定を先に確認するのがおすすめです。特にパーマリンクは、記事公開後に変更するとURLが変わるため先に決めておきましょう。

Q.初期設定は全部やらないと公開できませんか?

いいえ。ロゴや色、細かなデザインは後回しで構いません。URL、安全性、復旧性に関わる項目を先に済ませれば、記事制作を始められます。

Q.パーマリンクは後で変えてもいいですか?

技術的には変更できますが、公開済み記事のURLが変わる場合は転送設定やリンク修正が必要になります。特別な理由がなければ、初期段階で決めてその後は維持する方が管理しやすいです。

Q.バックアッププラグインは必須ですか?

必須とは限りません。レンタルサーバー側で自動バックアップと復元機能が提供されている場合もあります。まず既存のバックアップ機能を確認してから追加を判断してください。

Q.プラグインは何個まで入れて大丈夫ですか?

個数だけで安全性や速度は決まりません。重要なのは、必要性、品質、更新状況、機能重複です。数を目標にせず、必要な機能だけ追加してください。

まとめ

この記事の結論

  • 最初にHTTPS・URL・パーマリンクを確認する
  • 管理者アカウントとバックアップを確認する
  • タイムゾーン・検索公開状態・コメント設定も早めに整理する
  • テーマとプラグインは必要最小限から始める
  • 後から変えにくい設定を先に、変えやすい設定を後にする

WordPressの初期設定は、項目数を増やすほど良いわけではありません。 最初は「URL・安全性・復旧性」を整え、その後すぐ記事制作へ進むのが、初心者にとって最も迷いにくい進め方です。

次に読むなら

初期設定が終わったら、「WordPressに記事を投稿する方法」や「WordPressに画像をアップロードする方法」へ進むと、日常的な更新作業を順番に覚えられます。