ホームページ作成費用はいくら?自作・フリーランス・制作会社の相場を比較

ホームページ作成費用は、自作なら数千円~数万円、外注なら10万円台~100万円超まで大きく差が出ます。違いを生むのは、ページ数だけではなく、デザイン・原稿・写真・予約機能・集客設計・公開後の保守まで「誰がどこまで担当するか」です。

費用を見るときは初期制作費だけではなく、サーバー・ドメイン・更新・保守を含めた3年間総額で考えると判断しやすくなります。

30秒でわかる結論

  • 自作ならサーバー・ドメイン・テーマなどを含め、年間数千円~数万円程度から始められる
  • 名刺代わりの小規模ホームページを外注する場合は10万~50万円程度がひとつの目安
  • 企業サイトをしっかり作る場合は50万~100万円以上になることも珍しくない
  • 集客設計・撮影・原稿・独自機能まで含めると100万~300万円以上になる場合がある
  • 制作費0円でも、月額契約や解約条件を含めると総額が高くなる場合がある
  • 比較するときは「初期費用」ではなく「3年間総額+どこまで任せられるか」で見る
  • 小規模事業者なら、最初から100万円超をかけず、必要なページと機能を絞る方法も合理的

ホームページ作成費用の相場はどれくらい?

ホームページ作成費用にはかなり幅があります。

Web幹事が公開している全国の制作案件調査では、新規Webサイト制作846件の平均費用は82.5万円、中央値は43.4万円でした。なお、この調査対象は2022年1月~2023年12月の同社経由案件です。

同社の2026年版相場情報では、企業サイトについて、低コストなら初期費用無料~10万円、ライトな企業サイトで10万~50万円、パンフレット用途で50万~100万円、本格的な集客・ブランディングでは100万~300万円程度が目安として示されています。

作り方初期費用の目安向いているケース
自作数千円~数万円程度小規模サイト・予算重視
フリーランスへ依頼10万~50万円程度小規模~中規模サイト
中小制作会社30万~150万円程度企業サイト・集客サイト
本格制作・戦略込み100万~300万円以上ブランディング・集客重視

相場は「ページ数」だけでは決まらない

同じ10ページでも、文章と写真を自社で用意する場合と、取材・撮影・原稿作成・SEO設計まで依頼する場合では金額が大きく変わります。見積額を見るときは、何が含まれているかを必ず確認してください。

ホームページ作成費用の内訳

ホームページ作成には、単に「ページを作る費用」以外にも複数の費用があります。

費用項目内容発生時期
企画・設計目的整理、構成、サイトマップ制作時
デザイントップ・下層ページの見た目制作時
コーディングブラウザで表示できる形へ実装制作時
CMS導入WordPressなどを組み込む制作時
原稿会社紹介・サービス説明など制作時
写真・動画撮影・編集制作時
サーバーサイトを公開する場所毎年
ドメインWebサイトの住所毎年
保守更新・バックアップ・トラブル対応毎月・毎年

見積書は「制作一式」で判断しない

「ホームページ制作一式 50万円」だけでは比較できません。ページ数、原稿作成、写真撮影、フォーム、WordPress、スマホ対応、SEO初期設定、公開後サポートが含まれているかを分けて確認してください。

自作ならいくらかかる?

WordPressなどを使って自分で作る場合、制作会社への人件費がないため初期費用を大きく抑えられます。

最低限必要になるのは、主にレンタルサーバーと独自ドメインです。有料テーマや素材を使う場合は、その分が追加されます。

自作の具体例

仮にサーバーが月1,000円、ドメインが年間2,000円、有料テーマが15,000円だとします。

12,000円 + 2,000円 + 15,000円 = 初年度29,000円

2年目以降にテーマ代が不要なら、年間維持費は約14,000円という計算です。実際の料金は契約先・更新料金・テーマによって異なります。

教科書判定

時間を使えるなら自作が最安

5~10ページ程度の小規模サイトで、文章・画像を自分で用意できるなら、自作は費用を抑えやすい方法です。ただし、作成時間・学習時間もコストに含めて考えてください。

自作の「時間」を費用に換算する

自作は現金支出が少なくても、作業時間は必要です。

時間コストの例

ホームページ作成に40時間かかり、自分の時間を1時間3,000円と考える場合です。

40時間 × 3,000円 = 12万円

現金支出が3万円でも、時間まで含めると実質15万円相当と考えることもできます。

「自作なら無料」と考えるのではなく、自分が40時間をホームページ制作へ使う価値があるかを判断してください。

フリーランスに依頼するといくら?

小規模サイトなら、フリーランスへ依頼する方法もあります。

制作会社より人員が少ない分、費用を抑えられるケースがありますが、企画・デザイン・コーディング・保守を1人で担当する場合もあるため、対応範囲を確認する必要があります。

5ページ程度 費用目安 10~30万円程度

会社案内・サービス・お問い合わせなど、シンプルな構成。

10ページ前後 費用目安 20~50万円程度

独自デザインやWordPress組み込みを含むと上がりやすくなります。

安さだけで選ばない

担当者が1人の場合、病気・多忙・契約終了時に保守が止まるリスクがあります。納品後の修正方法、データの引き渡し、ドメイン・サーバーの名義まで確認してください。

制作会社に依頼するといくら?

制作会社へ依頼すると、ディレクター・デザイナー・エンジニアなど複数人で制作するケースが多くなります。

企画、構成、デザイン、WordPress、原稿、撮影、公開後の改善まで依頼すると金額は上がります。

目的費用の目安主な内容
最低限の会社サイト10万~50万円数ページ・テンプレート中心
会社案内として整える50万~100万円独自デザイン・CMSなど
集客も重視100万~300万円設計・SEO・コンテンツ・改善
大規模・独自機能300万円以上会員・検索・システム連携等

高い理由を分解する

100万円の見積もりでも、企画30万円・デザイン25万円・実装25万円・原稿10万円・撮影10万円なら、何に費用が使われるかを判断できます。総額だけで高い・安いを決めないことが重要です。

ページ数で費用はどれくらい変わる?

Web幹事の2026年版相場情報では、トップページは5万~15万円、下層ページは1万~5万円、WordPressなどCMS導入は5万~15万円程度という目安が示されています。

10ページサイトの試算例

トップ10万円、下層9ページを1ページ3万円、CMS導入10万円と仮定すると次の金額です。

10万円 +(3万円 × 9ページ)+ 10万円 = 47万円

ここに原稿、写真、フォーム、SEO設計などが加われば総額はさらに上がります。

初期費用0円のホームページは本当に安い?

「初期費用0円」のサービスでも、月額料金や最低契約期間が設定されている場合があります。

月額型の具体例

初期費用0円、月額15,000円、3年契約の場合です。

15,000円 × 36か月 = 54万円

最初に50万円払うサービスと、3年間で54万円払うサービスでは、総額はほぼ同じです。さらに解約後にサイトを引き継げるかも確認が必要です。

教科書判定

「0円」ではなく36か月総額を見る

月額型サービスを比較するときは、初期費用より最低契約期間までの総額を計算してください。契約終了時にサイトデータを持ち出せるかも同じくらい重要です。

公開後にかかる維持費

ホームページは公開して終わりではありません。

維持費目安必要性
サーバー年数千円~数万円必須
ドメイン年数百円~数千円以上独自ドメインなら必要
SSL無料~HTTPS運用に必要
WordPress保守自社対応~月数万円以上WordPressなら重要
記事更新自社対応~都度費用運用方法による
集客・広告任意目的による

制作費と保守費は別に確認

「50万円で制作」と書かれていても、その後の更新やトラブル対応が含まれているとは限りません。公開後に月額費用が発生するか、何を対応してもらえるか確認してください。

3年間総額で比べる

ホームページは数年使うことが多いため、3年間の総額で比較すると実態が見えやすくなります。

方法初期費用年間維持費3年間総額の例
自作3万円1.5万円7.5万円
外注・保守なし40万円2万円46万円
制作会社+保守80万円24万円152万円
月額型0円18万円54万円

上記は比較方法を示す仮定例であり、実際の見積額ではありません。ただし、「初期費用だけで比較すると判断を誤る」ことは分かります。

用途別|いくらかけるべき?

個人・副業 予算目安 ★★☆☆☆

最初は自作で数万円以内に抑え、成果が出てからデザインや機能へ投資する方法が合理的です。

小規模店舗 予算目安 ★★★☆☆

5~10ページ程度なら10万~50万円程度を基準にし、写真・地図・問い合わせ・予約導線を優先します。

中小企業 予算目安 ★★★★☆

採用・営業・信頼性まで担わせるなら50万~150万円程度も比較対象。原稿・撮影・更新体制まで含めます。

本格集客 予算目安 ★★★★★

SEO・広告・コンテンツ・解析・改善まで行うなら、制作100万円超+継続運用費を前提に考えます。

費用を抑える5つの方法

  • 必要なページだけに絞る
  • 文章を自社で用意する
  • 写真を自社で準備する
  • テンプレートデザインを利用する
  • 予約・会員など不要な機能を付けない

削りやすい項目

最初から「会社概要・サービス3ページ・実績・お問い合わせ」の6ページで公開し、後から採用・FAQ・ブログを追加する方法なら、初期費用を抑えながら必要に応じて拡張できます。

逆に削らない方がいい費用

費用を抑えることは重要ですが、次の項目を削りすぎると後で困りやすくなります。

削りすぎない項目

  • スマートフォン対応
  • SSL
  • バックアップ
  • 問い合わせフォームの動作確認
  • ドメイン・サーバーの契約名義確認
  • 最低限のセキュリティ
  • 納品後の更新方法

安く作っても「自社で管理できない」は避ける

制作会社名義でドメインやサーバーを契約し、解約するとサイトを使えなくなるケースは避けたいところです。誰が所有し、解約後に何を引き継げるかを契約前に確認してください。

見積もりを比べるときの判断フロー

Q1.ホームページの目的は何?
会社案内・集客・採用・予約などを決める。
Q2.必要ページと機能は何?
不要な機能を外す。
Q3.自社で文章・写真を用意できる?
できれば費用を抑えやすい。
Q4.公開後の更新を誰が行う?
外注なら保守費も見積もる。
Q5.3年間総額はいくら?
初期+月額+更新費で比較。
総額と担当範囲が同じ条件になってから見積もりを比較する

教科書判定|予算より先に「目的」を決める

教科書判定

小規模サイトなら10万~50万円、本格集客なら100万円超も合理的

会社案内だけなら最初から100万円以上をかける必要はありません。一方、営業・採用・集客の中心として使うサイトなら、企画・原稿・撮影・SEO・改善まで含めて100万円以上かける合理性があります。金額ではなく、そのサイトに何をさせたいかで予算を決めてください。

よくある質問

Q.ホームページは無料で作れますか?

無料サービスや自作ツールを使えば初期費用0円で始められる場合があります。ただし、独自ドメイン、広告非表示、容量、機能、移行などに制限があることがあります。

Q.10万円と100万円のホームページは何が違いますか?

ページ数だけでなく、企画、独自デザイン、原稿、写真、SEO、システム機能、テスト、公開後サポートなど担当範囲が違う場合が多いです。見積書の作業内容で比較してください。

Q.月額制と買い切りはどちらが安いですか?

利用期間によります。月額15,000円なら3年間で54万円です。買い切り50万円+年間維持費との差を3~5年単位で比較してください。

Q.制作費以外に毎年何がかかりますか?

主にサーバー、ドメイン、保守、更新などです。WordPressを利用する場合は本体・テーマ・プラグインの更新やバックアップ管理も考えます。

Q.最初から大きなサイトを作るべきですか?

必要性が明確でなければ、小さく始めて後から追加する方法も合理的です。特に小規模事業者では、公開後に必要なページが見えてから増やす方が無駄を抑えられます。

まとめ|ホームページ費用は3年間総額で考える

この記事の結論

  • 自作なら数千円~数万円程度から始められる
  • 小規模外注は10万~50万円程度がひとつの目安
  • 本格的な企業サイトは50万~100万円以上になることも多い
  • 集客・ブランディングまで含めると100万~300万円以上もあり得る
  • 初期費用0円でも月額×契約期間で総額を確認する
  • 制作費だけでなくサーバー・ドメイン・保守も計算する
  • 「何を作るか」より「何のために作るか」で予算を決める

結局、ホームページ作成費用は「安いか高いか」ではなく、「目的に必要な作業が含まれ、その金額を3年間払って回収できるか」で判断してください。会社案内だけなら小さく始め、本格集客をするなら企画・コンテンツ・改善まで予算に含めるのが基本です。

次に読むなら

予算の目安が決まったら、次は「ホームページの構成を決める方法」を確認し、必要なページだけを整理すると、制作会社へ見積もりを依頼するときにも金額を比較しやすくなります。