rel="sponsored" と rel="ugc" は、リンク先との関係を検索エンジンへ伝えるためのリンク属性です。
どちらも <a> タグの rel 属性に指定しますが、使う目的が異なります。
広告・アフィリエイト・スポンサー提供など、対価が発生するリンクには sponsored、 コメント・掲示板・口コミ投稿など、ユーザーが作成したコンテンツ内のリンクには ugc を使うのが基本です。
30秒でわかる結論
rel="sponsored"は広告・有料掲載・アフィリエイトなどのリンク向けrel="ugc"はコメント・フォーラム投稿などユーザー生成コンテンツ内のリンク向けrel="nofollow"は、他の適切な属性がなく、リンク先との関連付けを避けたい場合に使う- 広告リンクでは sponsored がGoogle推奨。nofollowでも許容される
- 複数属性は
rel="ugc nofollow"のように併記できる - 通常の編集記事内リンクへ一律に sponsored や ugc を付ける必要はない
- 属性を付けたリンクも、他の経路から検索エンジンに発見されることはある
sponsored・ugc属性とは?
sponsored・ugcは、リンク元ページとリンク先ページの関係をGoogleなどの検索エンジンへ伝えるために使う rel 属性の値です。
初心者向けに言い換えると
「このリンクは広告です」「このリンクはサイト運営者ではなくユーザーが投稿したものです」と、リンクの性質を明示するためのラベルです。
HTMLでは、次のようにリンクへ追加します。
sponsoredの例
<a href="https://example.com/" rel="sponsored">商品を見る</a>
ugcの例
<a href="https://example.com/" rel="ugc">ユーザー投稿リンク</a>
sponsored・ugc・nofollowの違い
| 属性 | 主な用途 | 代表例 |
|---|---|---|
| sponsored | 広告・対価のあるリンク | アフィリエイト、広告掲載 |
| ugc | ユーザー生成コンテンツ内のリンク | コメント、掲示板、Q&A |
| nofollow | 他の値が適さず、関連付けを避けたいリンク | 信頼性を保証しない外部リンクなど |
使い分けの基本
お金・商品提供など対価が関係するなら sponsored、 第三者ユーザーが投稿したリンクなら ugc、 それ以外でリンク先との関連付けを避けたいなら nofollow を検討します。
rel=”sponsored”はどんなリンクに使う?
Googleは、広告や有料プレースメントなどのリンクに rel="sponsored" を使うよう案内しています。
sponsoredを検討するリンク
- アフィリエイトリンク
- 広告主から報酬を受け取って掲載するリンク
- スポンサー記事内の広告リンク
- 商品提供など対価を受けて設置するリンク
- 有料掲載枠からのリンク
ポイントは、「リンクが外部サイトかどうか」ではなく、そのリンク設置に対価や商業的な関係があるかです。
通常の外部リンクにsponsoredは不要
参考文献、公式サイト、ニュース記事などを編集上の判断で紹介する通常リンクまで sponsored にする必要はありません。
アフィリエイトリンクはsponsoredにする?
Googleはアフィリエイトリンクについて、rel="sponsored" を使うことを推奨しています。
アフィリエイトはクリックや申込みによって報酬が発生するため、通常の編集リンクとは区別します。
アフィリエイトリンクの例
<a href="https://example.com/product/" rel="sponsored">公式サイトを見る</a>
以前は広告リンクにも nofollow が広く使われていました。
Googleは現在も広告リンクに nofollow を使うことを許容していますが、より具体的な関係を示せる sponsored を推奨しています。
rel=”ugc”はどんなリンクに使う?
UGCは「User Generated Content」の略で、日本語ではユーザー生成コンテンツを意味します。 サイト運営者ではなく、利用者が投稿するコンテンツです。
ugcを検討する場所
- ブログコメント
- 掲示板
- フォーラム
- Q&Aサイト
- 口コミ投稿
- コミュニティ投稿
これらの場所では、運営者がリンク先を1件ずつ確認して設置しているとは限りません。
そのため、ユーザー投稿内のリンクだと検索エンジンへ示す目的で ugc を利用します。
コメント欄のリンク例
<a href="https://example.com/" rel="ugc">参考サイト</a>
ugcを付ければコメントスパム対策は完了?
完了ではありません。
ugc はリンクの性質を伝える属性であり、スパム投稿そのものをブロックする機能ではありません。
コメント・UGCでは別途必要な対策
- 投稿内容のモデレーション
- スパムフィルター
- 不審なURLの確認
- 投稿回数や登録条件の制御
- 信頼できるユーザーと新規ユーザーの区別
Googleも、ユーザー生成スパム対策としてモデレーションなどと合わせ、信頼できない投稿内リンクには ugc または nofollow を使うことを案内しています。
sponsored・ugcはnofollowと一緒に使える?
使えます。
rel 属性には複数の値を指定できます。
複数指定の例
<a href="https://example.com/" rel="ugc nofollow">ユーザー投稿リンク</a>
Googleは複数の rel 値をスペース区切りなどで指定できると案内しています。
| 設定例 | 意味 |
|---|---|
| rel=”sponsored” | 広告・有料リンク |
| rel=”ugc” | ユーザー投稿リンク |
| rel=”ugc nofollow” | UGCかつnofollowとして扱ってほしいリンク |
| rel=”sponsored nofollow” | 広告リンクかつnofollowも併記 |
ただし、属性を増やせばSEO効果が高まるわけではありません。 リンクの実態に合った値を選ぶことが重要です。
sponsored・ugc・nofollowはGoogleにとって「ヒント」
Googleは2019年に、nofollow・sponsored・ugcを検索システムで扱う際の「ヒント」として利用する考え方を発表しました。
そのため、「属性を付ければ検索エンジンがそのリンクを絶対に一切見ない」と考えるのは正確ではありません。 リンク先ページは、サイトマップや他サイトのリンクなど別の経路から発見されることもあります。
リンク属性はアクセス制御ではない
sponsored・ugc・nofollowは、リンク先ページへのアクセスを禁止するセキュリティ機能ではありません。リンクの関係性を検索エンジンへ示すためのものです。
通常リンクにはrel属性を付ける必要がある?
通常の編集リンクで、Googleに通常どおりリンク先を確認してほしい場合、sponsored・ugc・nofollowを付ける必要はありません。
通常リンク
<a href="https://example.com/">参考サイト</a>
Googleも、通常のリンクには特別な rel 属性を追加する必要はないと案内しています。
外部リンク=nofollowではない
外部サイトへリンクしたからという理由だけで、一律に nofollow や sponsored を付ける必要はありません。出典や公式情報など、読者に役立つ通常の外部リンクは通常リンクとして設置できます。
WordPressではどう設定する?
WordPressでの設定方法は、テーマ・エディター・プラグイン・アフィリエイト管理機能によって異なります。
HTMLを直接編集できる場合は、リンクタグへ rel 属性を追加します。
広告リンク
<a href="https://example.com/" rel="sponsored">リンク</a>
UGCリンク
<a href="https://example.com/" rel="ugc">リンク</a>
アフィリエイト管理プラグインやテーマ機能でリンクを自動生成している場合は、生成後のHTMLに適切な rel が付いているか確認してください。
WordPressのコメント欄ではどうする?
WordPressのコメントやユーザー投稿に含まれるリンクは、テーマやWordPress本体、プラグインなどの処理によって属性が付与される場合があります。
サイト管理者が確認すべきなのは、ユーザーが自由に外部リンクを投稿できる場所で、リンクスパムがそのまま公開される状態になっていないかです。
WordPressサイトの確認項目
- コメントを承認制にしているか
- スパムコメント対策を行っているか
- 投稿された外部リンクの属性を確認できるか
- 不要なコメントリンクを放置していないか
sponsoredを付けるべきか迷うケース
商品を無償提供されたレビュー
金銭を受け取っていなくても、商品提供などの対価関係がある場合は、通常の編集リンクとは異なる商業的関係があります。 リンク設置の条件や契約内容を確認し、広告・スポンサー関係に該当するリンクは sponsored を使います。
自社サービスへのリンク
自社サイト内で自社サービスページへ通常の内部リンクを張るだけなら、sponsoredを付ける必要はありません。 sponsoredは広告や有料掲載などの関係を示すためのものです。
参考として紹介する他社公式サイト
報酬や提供を受けず、記事の出典や参考情報として通常の編集判断でリンクしているなら、sponsoredではありません。
ugcを付けるべきか迷うケース
運営者が書いた記事
サイト運営者や編集部が作成した通常の記事はUGCではないため、その中のリンクへ一律にugcを付ける必要はありません。
ゲスト投稿
第三者が投稿したコンテンツでも、編集部が内容とリンクを審査して掲載している場合は、単純にコメント欄と同じ扱いとは限りません。 広告・スポンサー関係がある場合は sponsored の観点も確認します。
掲示板・Q&A
ユーザーが自由に投稿できる掲示板やQ&Aでは、ugcの代表的な利用場面です。 投稿リンクの自動付与やモデレーションを検討します。
リンク属性でよくある誤解
外部リンクには全部nofollowを付ける
必要ありません。 Googleは通常の外部リンクを一律にnofollowへするよう求めていません。 出典や参考情報として自然に設置する通常リンクは、そのままリンクできます。
sponsoredを付ければ広告表示の説明は不要
検索エンジン向けのリンク属性と、読者に広告・PRであることを示す表示は別の問題です。 広告表示や法令・業界ルールへの対応は、リンク属性だけで完了するわけではありません。
ugcを付ければ危険なURLも安全になる
ugcはセキュリティ機能ではありません。 悪意のあるサイトへのリンクやスパム投稿は、属性を付けるだけでなく削除・非公開・モデレーションなどの対応が必要です。
どの属性を使う?用途別の判断
アフィリエイト
sponsored
報酬が発生するリンクなので、sponsoredを基本にします。
広告記事
sponsored
広告主との関係で設置するリンクは、商業的関係を明示します。
コメント・掲示板
ugc
ユーザー生成コンテンツ内のリンクとして扱います。
通常の参考リンク
属性なし
編集判断で紹介する通常リンクなら、特別なrel属性は基本的に不要です。
教科書判定
広告ならsponsored、ユーザー投稿ならugc、通常リンクは無理に属性を付けない
初心者は、「対価のあるリンク=sponsored」「ユーザー投稿リンク=ugc」と覚えれば十分です。
すべての外部リンクへ一律にnofollowを付ける必要はありません。 通常の参考リンクは通常リンクとして扱い、リンクの性質に応じて属性を選んでください。
FAQ
Q.アフィリエイトリンクはnofollowでもよいですか?
Googleは現在も広告・有料リンクにnofollowを使うことを許容していますが、より具体的な関係を示せるsponsoredを推奨しています。
Q.sponsoredとnofollowを同時に付けてもよいですか?
可能です。rel属性には複数の値を指定できます。ただし、必要以上に属性を増やすより、リンクの実態に合った値を使うことが重要です。
Q.コメント欄のリンクは全部ugcにすべきですか?
ユーザーが自由に投稿するリンクならugcの代表的な利用場面です。あわせてコメント承認やスパム対策も行ってください。
Q.通常の外部リンクにもnofollowが必要ですか?
必要ありません。出典・参考資料・公式サイトなどへ通常の編集判断でリンクする場合、特別なrel属性を付けなくても構いません。
Q.ugcやsponsoredを付けるとリンク先は検索されなくなりますか?
そうとは限りません。リンク先は他サイトのリンクやサイトマップなど別の経路から発見される可能性があります。これらはリンクの性質を伝えるための属性です。
まとめ
この記事の結論
- sponsoredは広告・アフィリエイト・有料掲載向け
- ugcはコメント・掲示板などユーザー投稿リンク向け
- nofollowは他の値が適さず関連付けを避けたい場合に使う
- アフィリエイトではsponsoredがGoogle推奨
- 複数のrel属性を併記することもできる
- 通常の外部リンクへ一律に属性を付ける必要はない
- リンク属性とスパム対策・広告表示は別に考える
sponsored・ugc・nofollowは、リンクにSEOテクニックを加えるためのものではなく、リンク先との関係を正しく伝えるための属性です。 「なぜこのリンクを設置しているのか」を基準にすれば、属性の使い分けは難しくありません。
「nofollowとは?リンク属性の意味と使い方」「外部リンクとは?内部リンクとの違いを解説」もあわせて確認してください。