WordPressで本格的にブログや会社サイトを運営するなら、独自ドメインは早い段階で用意しておくのがおすすめです。WordPress自体は独自ドメインがなくても動かせる場合がありますが、長く運営するサイトではURLを自分で管理できることが大きな意味を持ちます。
30秒でわかる結論
- WordPressを動かすだけなら、必ずしも独自ドメインが必要とは限りません。
- ただし、長期運営するブログ・会社サイト・店舗サイトでは独自ドメインを使うのが基本です。
- 独自ドメインなら、サーバーを変更しても同じURLを使い続けやすくなります。
- 無料URLは手軽ですが、サービス変更時にURLも変わる可能性があります。
- 途中でドメインを変更すると、URL変更・リダイレクト・各種設定変更などの作業が増えます。
- 1年以上育てる予定のサイトなら、最初から独自ドメインを取得する判断が無難です。
WordPressに独自ドメインは必要?
結論から言うと、WordPressをインストールして動かすこと自体に、必ず独自ドメインが必要とは限りません。
レンタルサーバーによっては、初期ドメインや仮URLのような形でWordPressを表示できる場合があります。
しかし、一般公開して長く運営するWebサイトでは、独自ドメインを設定して使うのが基本です。
ここで伝えたいポイント
「WordPressを動かすために必要か」と「長期運営するサイトに必要か」は別の話です。技術的には不要な場合があっても、運営面では独自ドメインを使うメリットが大きくなります。
独自ドメインとは
独自ドメインとは、自分で取得して管理するWebサイトの住所です。
たとえば、次のようなURLがあるとします。
具体例
https://example.com/
この「example.com」にあたる部分が独自ドメインです。
一方、無料ブログや一部サービスでは、サービス会社のドメインの一部を借りる形になることがあります。
無料URLのイメージ
https://example.service-name.com/
この場合、URLの土台はサービス提供会社側にあります。
WordPressで独自ドメインを使う理由
URLを自分で管理しやすい
独自ドメインは、自分で契約を継続している限り、同じURLを使い続けやすいのが大きなメリットです。
レンタルサーバーを変更しても、DNSなどの設定を変更することで、同じ独自ドメインを新しいサーバーへ向けられます。
独自ドメイン = サーバーを変えても持ち運びやすいWebサイトの住所
途中でURLを変える必要が減る
最初は仮URLで始め、あとから独自ドメインへ変更することもできますが、公開後の変更には手間がかかります。
- WordPressのURL設定変更
- 内部リンクの確認
- 画像URLの確認
- リダイレクト設定
- アクセス解析の設定変更
- Search Consoleなどの再確認
記事数が増えるほど確認範囲も広がるため、長期運営する予定なら最初に決めておくほうが楽です。
会社・店舗サイトのURLとして使いやすい
会社や店舗では、WebサイトのURLを名刺、チラシ、メール署名、SNSなどに掲載することがあります。
そのため、サービス会社の名前が入ったURLより、自社で管理できる独自ドメインのほうが扱いやすくなります。
独自ドメインがない場合との違い
| 比較項目 | 独自ドメイン | 無料URL・初期URL |
|---|---|---|
| URLの管理 | 自分で管理しやすい | サービス側に依存 |
| サーバー移転 | 同じURLを維持しやすい | URL変更になる場合がある |
| 長期運営 | 向いている | 用途によっては不向き |
| 初期費用 | 取得・更新費用がかかる場合がある | 無料の場合がある |
| 会社サイト | 使いやすい | 正式サイトでは使いにくいことがある |
長期運営するなら「URLを自分で持つ」価値を優先
無料URLは初期費用を抑えられますが、後からサイトを移動するとURL変更が必要になる可能性があります。1年以上育てるサイトなら、最初から独自ドメインを使うほうが運営上の手戻りを減らしやすくなります。
独自ドメインにはいくらかかる?
独自ドメインの費用は、種類や取得サービスによって異なります。一般的には、取得時と更新時に料金が発生します。
ただし、レンタルサーバーの契約特典として、対象ドメインを無料で利用できる場合もあります。
費用の考え方
仮に独自ドメインの更新費用が年間2,000円なら、1か月あたりでは約167円です。
2,000円 ÷ 12か月 = 約167円/月
長期運営するサイトでは、URLを自分で管理できる費用として考えると判断しやすくなります。
注意
「初年度0円」「取得無料」でも、2年目以降の更新費用がかかる場合があります。ドメイン料金を見るときは、取得価格だけでなく更新価格も確認してください。
最初から独自ドメインを取るべき人
記事を増やして長期運営する予定なら、途中でURLを変えないためにも最初から独自ドメインがおすすめです。
名刺や広告にURLを載せる可能性があるため、自社で管理できる独自ドメインを使うのが基本です。
公開予定がなく、短期間の検証だけなら、初期URLやローカル環境でも十分な場合があります。
外部へ正式公開しないなら、必ずしも独自ドメインを取得する必要はありません。
途中で独自ドメインへ変更すると何が大変?
WordPressでは、あとからドメインを変更すること自体は可能です。
ただし、公開後にURLが変わると、旧URLから新URLへの転送や各種サービスの設定変更が必要になります。
手順数で考える
公開前に独自ドメインを設定しておけば、後から行うURL変更・リダイレクト・各種再設定を減らせます。ドメインが決まっているなら、早めに設定するほうが効率的です。
独自ドメインを決めるときのポイント
チェックリスト
- サイト名や事業名と関係があるか
- 短く覚えやすいか
- 入力しやすいか
- 将来テーマが少し広がっても使えるか
- 更新費用を継続して払えるか
- 商標や他社名を不用意に含めていないか
記事テーマを狭く入れすぎない
現在のテーマだけに強く寄せすぎると、将来サイト内容を広げたときにURLと内容が合わなくなることがあります。
具体例
「東京のカフェ紹介」だけを想定して極端に限定したドメインを選ぶと、後から全国の飲食店情報へ広げたいときに違和感が出ることがあります。長期運営では、少し余裕を持った名前にする考え方も有効です。
ドメインとサーバーは同じ会社で契約すべき?
必ず同じ会社にする必要はありません。
ドメイン管理会社とレンタルサーバー会社が別でも、DNSやネームサーバーを設定すれば利用できます。
一方、初心者は同じ会社にまとめると、契約管理や初期設定が簡単になる場合があります。
初心者はこれでOK
初めてWordPressを作るなら、独自ドメイン取得・WordPressインストール・SSL設定までまとめて行えるレンタルサーバーを選ぶと、設定ミスを減らしやすくなります。
独自ドメインでよくある勘違い
独自ドメインを取ればWordPressが使える?
独自ドメインだけではWordPressは動きません。通常は、WordPressを設置するレンタルサーバーも必要です。
ドメインは一度買えば永久に使える?
一般的な独自ドメインは継続利用のために更新が必要です。更新を忘れると利用できなくなる可能性があります。
ドメインを変えても何も影響しない?
URLが変わるため、旧URLからの転送、内部リンク、アクセス解析、外部サービスなどを確認する必要があります。
高いドメインほどSEOに有利?
単純に価格が高いドメインだから検索順位で有利になる、という考え方で選ぶ必要はありません。サイト内容や運営のしやすさを優先してください。
独自ドメインが必要か判断するフロー
NO → 練習用なら独自ドメインなしでも可
YES → 独自ドメインを推奨
YES → 最初から独自ドメインを使う
教科書判定|WordPressなら独自ドメインはいつ取る?
公開して1年以上運営するなら、WordPress設置時に独自ドメインを取得する
後から変更することはできますが、記事数・内部リンク・外部サービスが増えるほど移行作業も増えます。練習サイトを除き、長期運営が前提なら最初から独自ドメインを使うのが最も手戻りの少ない選択です。
よくある質問
WordPressは独自ドメインなしでも使えますか?
サーバーが用意する初期URLなどで動かせる場合があります。ただし、一般公開して長期運営するなら独自ドメインを使うほうが管理しやすくなります。
独自ドメインはいつ取得するのがいいですか?
サイト名と方向性が決まった段階で、WordPressを公開する前に取得するのがおすすめです。後から変更するより設定作業を減らせます。
ドメインとサーバーは別会社でも大丈夫ですか?
はい。DNSやネームサーバーを正しく設定すれば利用できます。初心者は同じ会社にまとめると管理しやすい場合があります。
独自ドメインを変えることはできますか?
できます。ただしURLが変わるため、リダイレクト、内部リンク、アクセス解析などの設定変更が必要になります。
まとめ
この記事の結論
- WordPressを動かすだけなら独自ドメインが必須とは限らない
- 長期運営するブログ・会社サイトでは独自ドメインを使うのが基本
- 独自ドメインならサーバー移転後も同じURLを維持しやすい
- 後からドメインを変えると移行作業が増える
- 取得価格だけでなく更新価格も確認する
結局、公開して長く育てるWordPressサイトなら、最初から独自ドメインを取得するのが最も手戻りの少ない選択です。練習だけなら不要ですが、本番サイトでは早めに決めておきましょう。
次に読むなら
独自ドメインが必要な理由が分かったら、次は「WordPressにレンタルサーバーが必要な理由」を確認すると、ドメイン・サーバー・WordPressの役割をまとめて理解できます。